メールの返信

小指がこんなにも紫になるんだ。こんなにも骨が折れたら腫れるんだ、ということを絶賛経験中の僕。

ステイホームだし、家で溜まったメールの返信をしていました。

懐かしい人たちからのメールがちらほら。芸能人の方達もいれば会社の方達も。

コロナで大丈夫ですか?収まったらまた飯でも、というのもあれば、仕事の相談のこともあり。

通販はコロナの影響を受けていない、というのをうけて一気に興味が高まったのか、仕事関係の問い合わせも多いです。

 

一緒に仕事がしたいとか紹介願えないか、とか様々ですが。僕が返すメールはどれもはっきりと「難しいです」ということ。

曖昧にすることは嫌いなんです。お力になれずすいません、の方がよほどいい。通販ってそんな簡単じゃない。

「投資するから会社を起こして欲しい」という相談もよくあるんです。「僕に投資したら凍死しますよ」で終わり。僕は会社をディレクションはしますが、自らが経営など全く興味がないです。っていうか無理。

僕は全く会社を経営する器ではありません。僕の仕事の軸は3つ、あるのですが、その一つであるQVCの仕事に関しても、それが進むのは、ちゃんと役割分担ができていて僕は自分本来の仕事に集中できるのでやれてるだけです。それは周りの助けがあってこそ。間違っても僕がやってるからうまくいく訳ではありません。20代の頃の僕なら間違いなくその手の勘違いはしたことでしょう。でも経験を積んだ今、僕に見えてるのはどれだけの人に僕が支えていただいているのか、という事実のみです。僕は生かしていただいてる。それはもう感謝しかありません。またQVC関係の仕事が楽しいのは、それだけの人のおかげなんです。QVC側からも、こちら側からも、たくさんの人が動いているのです。普段一人でやる仕事も多いから、みんなでやるのはとても楽しい。またもうこの歳になると「仕事は楽しく」と心から思います。楽しくなければさっさと切り捨てますから迷いなく。そのために仕事の軸は常に3本。どれが切れても問題なく回るように、という僕の性格を見抜いてる僕のマネージャーの冷静な考えです。

通販が簡単じゃないと思うのは、関わる全ての人がどれ欠けても困るんです。一人でやれる訳じゃない。だから僕に期待されるような影響力など僕には実際ないです。他の人がこなしてる仕事を僕がこなすのは絶対無理だし、また逆に僕の仕事は僕にしか絶対にできないのです。役割分担。僕はあくまでアーティスト。経営者でも戦略家でもない。アーティストと組むって、めんどくさいですよ。特に僕みたいなこだわりを固めたような人間だと。一人でやってる訳じゃないから、そんな簡単に僕が紹介だの相談に乗るだのできないのです。必ずそれは僕のクライアントやQVCを巻き込むことになるので、責任もあります。危ない橋は渡らない。もちろん「これぞ」という橋であれば繋ぎますけど。

 

小指ってこんなに紫になるんです。いつもは絶対、気がつかないことなのに。

こんなに腫れ上がるんです、普段は絶対、気がつかないのに。 普通に歩けて、普通に「小指」で当たり前、それが普通、当然だと思ってるから。

僕自身の仕事に何かあった時、同じことです。今僕が当然、と思ってやってる仕事に、僕自身にもし何かあった時、今までの普通が一瞬で普通でなくなるのです。物事を「あたりまえ」として捉えてはだめ。「ふつう」が実は一番ありがたいことなのですから。

また何かあった時、どれだけの人が自分を助けてくれると思う?誰もいないかもしれない。

フリーランスっていうのはそうゆうことです。

だからこそ、これからももっと身体には気をつけて。周りの人にも気をつけて。とにかく自分の仕事を必死で、精一杯こなし続けること。

自分が人様に「生かされている」ということを知ることです。

僕は本当にそこで役割を果たすに精一杯。余裕はない人間です。完璧主義だし。

だからやめるときは全部やめる。やめないなら全力でやる。

0か100か、なんです。

僕の100の仕事を、どうかQVCで皆様にお届けが叶いますように。

いつも応援してくださってるお客様への心からの敬意を込めて。

僕はやります大好きなラテで時々休憩しながらぷぷ。

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