またまたありがとうございました

先日、息子さんに石鹸が合わないようだ、というお問い合わせをいただき、直接の返信ができないシステムのため、ブログにてお返事させていただいておりましたが、お問い合わせいただきましたお客様から早速温かくご丁寧な返信メールをいただきました。大切なことなので、再度こちらからも失礼させていただきますね。

まず、ご丁寧にご説明いただき本当にありがとうございます。そして、ご質問いただいていた

「ワックスが最初の湯洗いとその後のJさんの石鹸で落としきれず、頭皮に残ってしまったのか、それとも彼の洗う方法がまだ十分うまくなく、ワックスなど頭皮に刺激のある成分を洗い落とせてないのか」ということですが、息子さんの洗い方が十分でなかった訳では、決してないと思います。前者の、ワックスが僕の石鹸では落としきれず、頭皮に残ってしまった方だと思います。僕がオンエアで、一言、「ワックスなどの強い整髪料は落とし辛い」ということをお伝えすべきでした。

現在のご対応が、石鹸をやめて湯洗いだけにし、様子をみる、ということでいらっしゃいましたが、可能であればワックスの使用も一時、ストップされることがおすすめかと存じます。

湯洗いでは、ワックスは絶対に頭皮に残るため、それはシャンプー剤で洗うよりもさらに悪いことと存じます。もしお仕事などでどうしてもワックス使用の場合は、以前お使いで問題なかったシャンプーで落とすようにされる方がよろしいかもしれません。強いワックスを落としてしまえるシャンプー剤も怖いのですが、ワックスを残してしまう方がよほど問題なのです。たとえ敏感肌用のシャンプーであろうと、よーくすすぐことはどうぞ、お伝え下さいね。

せっかくなので、ワックスや整髪料について少し、説明させてください。ワックスや整髪料は通常、「頭皮につける」ことを想定されておらず、また、「洗い流してしまう」ことを想定してあり、髪の毛というのは神経も血管も通ってない、いわば生きてはいない細胞のようなため、優しさなど無視して、驚くほどかなり強い成分で作られます。それらは全て「肌」への刺激は非常に強い成分であり、化学物質の塊です。その反面、髪を自由にセットできたり、もちをよくしたり、艶や輝きを演出してくれるものです。ワックスは特に、肌のバリアゾーンを壊してしまう合成の界面活性剤や化学物質を固めてあるため、頭皮には絶対につけてはいけないものなんです。男性で、特に汗のかくシーズンになると、頭皮や髪の生え際、おでこなどに湿疹やかゆみが起こる原因の多くは、使用される整髪料が汗で頭皮や肌に流れてくるからとも言われる場合が。大抵の人はそれに気がつかず、脂が原因で、頭皮の脂が多すぎて痒いのか、湿疹なのか、と勘違いされるようですが。そこで気がつかず、宣伝にのせられ頭皮の脂落としみたいなシャンプー剤を使い、症状を悪化させる場合もあるそうです。そして気がつかないから、ずっと頭皮湿疹が治らない。

整髪料は現代人にとって必要かもしれませんので、全部が全部否定する訳ではないのですが、事実として、商品開発者として見た場合、そのようなことがありうることはお伝えしないといけません。

で、僕のHSの石鹸に話が戻りますが、HSはワックスなどの強い整髪剤を落とせるほど強い洗浄効果を設定していないんです。あくまで頭皮や素肌のバリアゾーンを守ることを目指し、いかに頭皮と髪や素肌を健やかに保つか、を本気で目指し薬科大学と業務提携し、実際、医師を育てている教授陣と、一つの大学に漢方と西洋医学学科が同時に存在するという世界でも珍しい大学の研究チームで一つ一つ、非常に専門的で、細かい実験とデータ確認を繰り返しながら、かなりの期間をかけて作り上げたものなのです。だから石鹸、と名前をつけていますが、石鹸ではなく、たまたま高麗人参のサポニンと、使用する植物オイルのおかげで泡立ち、余分な皮脂や通常の生活の汚れを落としてしまえる、ということがわかり、最終的に頭皮や素肌のケアをしながらも、シャンプーや洗顔石鹸がわりにも使える、となった次第です。洗浄目的なのが石鹸ですが、僕の「石鹸」は厳密には洗浄目的のものではないのです。ですので、通常石鹸はアルカリ性の性質で汚れを落とすのですが、そのPH値を汚れは落とすけれど、肌に負担になるアルカリ性にはせず、肌におだやかな中性に設定させています。また合成界面活性剤などはもちろん、大切な常在菌を殺さないよう防腐剤類も一切使用していません。

見た目石鹸みたいにしなければよかったのに、と思われそうですが、そうして固形にしないと、防腐剤不使用では製品化が不可能だったため、石鹸のように固形にしました。

ここまでは、オンエアでもお伝えしましたが、「ワックスなどの強い整髪料は落とせない」という情報をオンエアでも、今後はお伝えさせていただくようにいたします。また余談ですが、ヘアスプレーなどは、どうしても頭皮についてしまうため、あまりオススメはいたしませんが、軽いムースやそれらを使用されている方は僕のHSで二度洗いしていただくことをおすすめいたします。このことも、次のオンエアでお伝えさせていただくようにいたします。

また、J’s kami高麗もものすごくたくさんご愛用いただいているようで、本当に嬉しい限りです。僕は嬉しくてドキドキしながら、メールを読ませていただきました。

ブログで大変失礼させていただいておりますが、くれぐれも息子さんにどうぞよろしくお伝えください。そして貴重なご意見お問い合わせ、温かいお言葉、しっかりと受け取らせていただきました。本当にどうもありがとうございます。

J.ノリツグ パベル ホルスト

 

 

 

 

 

 

 

 

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