ごめんなさい。今週予定していた大分出張ですが、僕もとても楽しみにしていたのですが、僕の体調不良により僕は行かないことになりました。
別にコロナではなく、精神的なものです。週明けには心療内科へ行くことになったので、問題のクライアントと飛行機に乗れるような状態ではないためあらかじめとりやめることに。
たくさんのお客様が連日のブログでご心配くださっているので、また、文章にしないと、僕の精神状態がハケ口がなくしんどいため、気持ち整理、のためにもこの際、ちゃんとお話しさせていただくことにしますが、まずは、僕は本当に大丈夫なんです。そもそも体力は十分なので、先生方のヘルプはすでにいただいていて、ストレスとなるその問題のクライアントさんとのラインなどは全てブロック。今後はできるだけ相手方と接触を避け、無理のない範囲内でこちらが納得していただくQVCの仕事はこなす、と言う方向で進むことに。僕の商品開発はいままで通り、メーカーさんと僕でダイレクトにやって、仕上がることにそこにはメーカーから連絡してオンエア時間の進行をしてもらいますし、いままで延々と付き合っていたショーの構成やオンエア当日以外の打ち合わせなどはもう僕は一切しないことに。しないというより、僕の体が反応するからもうできないでしょう。あまり関わらないようにして、あくまで僕の体調最優先で進めます。いままでのようにいちいち番組の構成や進行方法、フリップの制作などにいちいち僕が全部確認チェックして軌道修正やディレクションする、などももう辞めるので(そもそもそこは本来、僕の仕事ではない)オンエア中に僕が全くフリップや進行ポイントを無視してもお客様は気にしないで。ピントが外れたフリップなどが出てきたら僕は穏やかに無視しているだけ。とにかく、相手との接触を避けて僕の体調を崩さないことが最優先です。
僕は20代の頃、はなまるマーケットや民放に出まくっていた際、自分が今どこにいるのかもわからないくらい猛烈に働いていた時期がありました。テレビや複数の雑誌の連載、雑誌の企画、著書本が次々発売されイベントや企業のレシピ開発や撮影が重なり、移動ばかりで、本当に忙しかった。当然、様々なトラブルにも巻き込まれました。お金の匂いがするところには悪い人が寄ってくるんです。
僕は、パニック障害や過呼吸なんかは当時一通り経験しました。結果、ストレスにより耳がよく聞こえなくなって、2年半ほど、完全にテレビに出ないでお休みをいただいた期間もあります。それを超えて、ずっと25年間、続けてこられたのはやっぱり自分は自由である、と言うことがあったから。
今回は、僕はそのクライアントからさっと身を引きたい、もう付き合っていられない、と判断したのですが、いかんせん、メーカーさんや工場のみなさん、QVCなど、僕が身を引くことで大変な損害が生まれてしまうわけですから、僕は「じゃ、さよなら」とすぐに引けないのです。どうしても自分の商品を作ってくれてるメーカーや工場にご迷惑をかけることができません。QVCにも迷惑になるから、それもダメ。
だから僕の心が壊れるのです。僕の自由がないから。また誰が真実を言っているのかわからないから。壊れてもすぐ戻るけど、また壊される。それが繰り返されるのでイライラマックス。
本来なら、そのクライアントとは、はい、さようなら、おつきあいはできません。で終わるのに、QVCの仕事は他のクライアントが絡むため、そうは簡単に終われない。本当に簡単じゃないの。だから僕が耐えるしかない、我慢するしかない、その怒りが僕の体のコントロールを奪います。
何度もなんどもこの数年間どころか数十年間、そのクライアントには警告、注意をしていたのに、一向に良くなるどころか酷くなるばかりで、ここのところも大きなショーやTSVのたびに様々な約束が守られなかったり、話が違う、だったり、なぜそうなる?だったり今回は約束通りの報酬の支払いがなされない状態の覚書がしれっと来たり、ともう、僕はうんざり。僕の仕事は、それらを指摘、激怒、指導することではありません。そんなの毎回毎回、いちいち細かくチェックして訂正要求するのが仕事でもありません。一度あちらが会社として約束した意味がないし、それに約束した報酬のことはそのまま約束通り守っていただければ、何の問題もなく次々と仕事をこなしていけるのに。なぜそうならないのか?そう怒るのも訴えるのも、もう疲れます。
その度にもめて、社員の指導不足でした、とか勘違いでしたとか謝罪に来られたり、説明や言い訳を聞くのももう嫌なんです。先日もわざわざ社員が自費でスタジオまで来て、謝罪に来られましたが、僕は心臓がドキドキしました。僕は人に頭を下げるのも嫌だけど、下げられるのはもっと嫌なんです。謝らないで、って思うから。人が恐縮してるのを見るのは本当に嫌い。人に謝らせる自分は何様や?って思うから。その度にドキドキイライラしてる自分を見るのは辛い。
僕は、穏やかに生きる。
僕は、お客様が好きです。直接あったことはなくてもあっても、こんなに身近に感じることができる世の中になったこと、また、自分の仕事も好きです。明日のご飯の心配をせず、好きな仕事ができること、そしてその仕事で人様からまさかの感謝のお言葉までこんなにいただけるようになったこと、それらすべてが自分の人生に大きな意味、を感じさせてくれるのですから素敵すぎます。
そうです。清く正しく美しく。そして何より、仕事は楽しく。
僕のプライベートはカオスですが、自分の魅せる仕事はそこは大事大事。清く正しく美しくそして面白く。
皆様、今後の展開は、楽しみにしていてくださいね。もっともっと、QVCでの番組の精度をあげて、僕の商品のクオリティも保ち、僕のショーを楽しみにして待ってていただけるように様々な仕掛けや工夫、そして挑戦を僕は自分ができる範囲で今後もいままで通り一人でマイペースに仕掛けていきます。マイペースにやっていたことが急に大きくなったので、周りがそれに追いつかずその歪みがいま、割れていく時か。
だから心配しないで。僕は何も隠しませんし、無理しません。
ありのまま、でいままで通り次のステージを僕らしく進めます。

なんかまた私が怖い人みたいに言われそうだけど。
実際の僕は、確かにこだわりが強くて頑固だけど、誰よりも優しくて繊細やで。
そうゆう子に、うちの両親が育ててくれたんよ。
僕はこれでええんさ。