さ、続き。
もう僕は東京に戻っていますが、続きを書きますね。
僕のブログでは、リアルタイムでないことも多いです。リアルタイムだと防犯上、良くない、ということもあります。
悪い人たちが僕のブログを見て、しめしめ、留守だな、と盗みに入るからです。僕は2度、東京のアトリエは過去のアトリエですがピッキングに入られているので、防犯意識は高いです。今のマンションは防犯で選んだようなものですから。またテレビ出演や海外や出張の際は必ず誰かに留守番をしてもらっているので、全くアトリエから誰もいなくなる、ということがありません。何度か経験したので、もう特に盗まれるようなものは全くもはやアトリエに置いてませんが(大事なものは今時銀行の貸金庫やいいトランクルームがあります)誰かが勝手に部屋に入る、という気持ち悪さはごめんなので(盗るものがなくて嫌がらせでぐちゃぐちゃにして帰られたこともあります)警戒してます。ちなみに今のうちには鍵がないアトリエなのですが、非常用にもちろん鍵もあります。僕は使わないものですが1年ほど前、うちのあの馬鹿アシスタントがあろうことかそれを鍵穴に刺したまま出かけて(急いでいたそう)僕が部屋にいる時に泥棒が部屋に入ってきたことがあります。大の男が土足で入ってきて本当にびっくりしましたが、格闘技大好きな僕ですから動じず飛びつきました。警察沙汰になりましたが、僕の過剰防衛になるということで被害届は出さず、示談に。
土足で部屋に泥棒に入られても、相手をやっつけてしてしまうと、こちらが悪くなるということです。不思議すぎました。逆に僕がやられろとでも言うのか?土足で人の部屋に抜き足差し足忍び足、で入ってきた男ですよ?と激怒しましたが。手加減してくださいって。手加減????
ちなみに、ドラマや映画みたいにパンチで誰かを殴る、なんて不可能です。あんなの一発で自分の指の骨が折れますから。グーで思い切り殴ると、大抵自分の指が折れるんです。それが現実。だから手は使わないことですなんのアドバイスじゃって感じですが。
とにかく、ブログで僕が出かけているように思えても実は日にちをずらして投稿してたりします。また留守中は必ずどれかのアシスタントか友達が留守番をしてます。かなり気をつけてる、と言うことです。
さて、食事ですね。
テーブルが整うまでは日本も海外も、バーで順番を待ちます。僕はアルコールを一切飲まないため、えらい迷惑です。何もすることがありません。することがなーい。アシスタントのポーズ要求にも飽きた。

写真撮られるから余裕ぶっこいてるふりして、実はお腹ぺこぺこだったりします。
さて、食事は。僕が好きなのはお刺身です。

マグロの解凍方が下手なところはマグロが美味しくありません。
ここは上手です。
以前、北海道で手でこねくりまわされた刺身が出てきたときはもう本当にびっくりしました。刺身は触ってはいけないのです。お寿司と一緒。でもそこは凝ったデコレーションにするために串に刺して野菜を挟んで形をそれに合わせて押し付けて広げて見たいなこねくり回しをしまくったベタベタの刺身でした。
ここのはどれを食べても美味しい。美味しい美味しいいいい。一緒にいたフランスのクライアントもみんな大満足。来てよかったわー。
日本酒もよく合いました、と言うことで。ただし、こちらの日本酒よりも別の所の方が明らかに日本酒はいいな、と僕は思っていました。僕は飲まないけど、香りとかで十分わかります。お酒の質問をレストランスタッフの方にしても、飲ませてもらっていないのでしょう、スタッフが答えることさえできません。日本ではあるあるですが、本来は客に説明ができるように、スタッフに飲ませておくべきですが。以前、僕が某ブランドの高級なお酒をディレクションしていたときは、徹底的にサンプルをフロアスタッフの若い子達に実際飲ませることを徹底させました。お客様にどんな味なのか、説明ができるように、飲まないとわからないのですから。サンプルを日本の代理店の方から出し渋られたら(日本の代理店は、サンプル提供ですら渋る、ありえないといつも思うけど。飲ませないでその高級酒を売ろうって本気で思っとるんか?)直接そのお店に行って、自社のお酒をボトルで頼んで、それを「僕はアルコール飲めないから、皆さんでどうぞ」とお店のスタッフに飲ませるのです。若いスタッフはもう大喜びするんですよ。高くて飲めない、お店からもおそらく飲ませてももらっていないお酒が試飲できるチャンスですから。でもそうすることで、販売する側がその味を覚えるのです。これが大事。お客さんに「オススメは?」と聞かれたら間違いなく「これです!」とそのお酒を勧めるでしょうから。料理長やオーナーだけに勧めるのも筋でしょうが、僕はそんなお偉い方よりも現場のスタッフが実際の売り上げを作ることを知ってるので、僕のディレクションは常にこんなやり方です。若い現場のスタッフの子たちが、本物の味を知ること、一流とはなんぞや、を実際に味わう、知る、経験するってすごく大事だと僕は思います。僕は日本の若い子達に本物とはなんぞや、一流とはなんぞや、をできる限り伝えたいと常に思っています。それを伝えられる大人は、ぶっちゃけめっちゃ少ないやん、大丈夫かいな、とも思う危機感もありますから余計に気になります。
お酒を飲める人は幸せです。食事とお酒、は切っても切れない関係で、食事がより一層、美味しくなりますから、人生がより豊かになるでしょう。ただし、お酒は飲みすぎると人生を失いますからご注意を。
ちなみにこちら方面に伺った際の、僕のお気に入りのカフェは駅すぐのところのここ。昨日DMでご質問がたくさんあったのでも少し写真を載せますね。お店名前などは多分NGだと思いますので。

はい、氷抜きのラテですね。
クライアントも氷抜きのアイス抹茶ラテ。ヨーロッパでは基本、アイス、ってないんです。もちろんスタバがあるから、そこでは最近あるんですけど、本来、アイスコーヒーとか、ない。
でもさすがに夏日なので、アイスにしました。ホットを頼んでたメンバーもいましたけど。
なんか、いつかお客様とヨーロッパのカフェとかにみんなで行ければいいなぁと思っている僕です。
別にここでもいいけど 。
ここにはね、昨日も書いたけど僕のお気に入りの店員さんがいるんですむふ。
そう言えば、DMでジェイさんが次、仕事ではなくプライベートで行きたい場所はどこですか?とご質問いただきましたが、某ショッピングチャンネルで、韓国の釜山に向かうクルージングが販売されていました。きゃあああ、素敵、と思った僕はその商品スケジュールを見たら、初日が熊野大花火を海上から楽しむ、となっていました。僕のふるさと、熊野のあの大花火です。僕がいつも浜から見てるとき、大きな船が海に止まって海から見てたけど、あれですね。
どうせヨーロッパに帰れないし、これは行かなあかんわ!!と思ってアシスタントに「僕、クルージングに申し込む!僕、行ったことないの!船」と伝えたら「オンエア入ってるでしょう」とバッサリ。
そうなんです、クルージング10日間で、その間に僕QVCオンエア入ってた。しかも「そんなライバル通販チャンネルに参加したらえらいことになりますよ、お客さん被ってるだろうし、まるでジェイさんと行く釜山への旅、みたいになるじゃないですか、ノーギャラというよりもこちらが支払ってしかも」
それなー。
でも行きたかったのー。
そんなこんなで申し込んではいません。熊野花火も今年も中止になったので、行き先も若干、変更されたようです。
残念ねー。
旅は、人を成長させるといいます。
僕も早く、プライベートで自由に旅ができるようになればいいけど。
無理なー。