暮らしのアート

映画とドラマ。

コロナ下の中、この2つは本当に嬉しい娯楽です。

ネトフリやアマプリで、僕も時間があれば観る、という感じで。

僕は、どんな映画が好きですか?と聞かれたら、迷わず「ハリーポッター」

もちろん、映画好きが好むような、じっくり考えるような映画も好きですが、映画くらい頭使わず、とにかく楽しんでなんぼ、という姿勢の僕には、ハリーポッターやマーベル映画最高。

僕の趣味は、映画もそうですが、美術館巡りです。

パリに住んでいると、あちらこちらに美術館。僕の住むマレにあるピカソ美術館なんか、全部大好きなピカソでっせ。

オルセーもいいし、ルーブルはもちろん何度通っても素敵です。

僕はフランスはもちろん、イタリア、スペイン、ドイツ、スイス、など、世界各国の美術館は相当、見て回っています。大好きなので、美術館はもちろん、シャガールのステンドグラスを見るためだけにドイツの小さな町の教会にまでマイナス27度の寒波の中、わざわざ行った男です。教会を見て回るのも大好きで、どれだけの教会を訪ねたことでしょう。無宗教なのに。

日本の美術館は、いくつか行ったことがあるのですが、残念ながら全く印象に残らず。

日本の刀展示は一番残ってます。

また、僕はジュエリーをほとんど買ったことないくせに、ジュエリーを見るのが大好きで、ヴァンドーム広場とかのウインドーを眺めるためだけ(お店には入らない)にせっせと歩いてパリのヴァンドーム広場に嬉々として向かう男です。目がけて歩く間も、光や人、街並みが生み出すいろんなアートに出会えます。

銀座のジュエラーのウインドーさえ、僕にとっては最高の美術館。美しい職人の技と美意識と、地球が生んだ石の美しさにうっとりしながらフワフワしてます買わないけど。

自然の生み出す景色も、宝石や美術品のように綺麗ですよね。心震えるものは全て、アートなんです。そして僕はそれらのすべてのアートが、自分の仕事のインスピレーションになります。色、形、質感を記憶することはもちろん、なぜそれが素敵なのか、を無意識に分析していて、自分の商品開発にダイレクトに反映させているのです。

そしてハリーポッターも、ゴッホも、ジュエラーのウインドーも、僕にとってはどれも素敵なアートです。物として所有しなくても、僕の記憶に、全身で感じられるから、大満足。

そう考えると、お散歩でたくさんのアートに触れることができます。別にお金は必要なく、歩けばいいだけ。そしていろんな視点から、美しいものを眺めて見ることです。また美しいものを探すことも楽しい。疲れたらカフェでさっとお茶できれば、それが贅沢です。

パリに帰ると、一日中、歩き回ります。買い物などは全くしないので、お金は使いません。そして馴染みのカフェに。数ユーロ程度のカフェクレームを飲んで(いわゆるカフェオレです)外の景色を眺めているだけで、とても贅沢な気持ちになります。

パリには帰れませんが、今月、パリの有名なジュエラーが京セラ美術館を貸し切って京都で歴史的アートピース400点の展示会を行うそうで、ご招待をいただいたので、400点ものアートピースの展示を見せてもらいに、僕も行ってきます。

きっと職人の熱量と意地が感じられる、圧倒的な美しい作品が、たくさん展示されていることでしょう。

僕はその展示会イベントが楽しみです。何かいい刺激やヒントをもらえることを期待しながら。美しいものや、色合わせは、実際、僕の商品開発の際のキーです。こんな色合わせがある、とか、この質感、とかデザインは、自分の商品開発の際、パッケージ含め大きく反映させています。

パリに戻ることはできないので、できるだけパリらしいものを求めているのかもしれません。

そのジュエラーも、パリのヴァンドームにお店を構えています。

12月になると、ヴァンドームのリッツ、に宿泊してる世界の超富裕層たちが、スタイリッシュないでたちでその辺りを闊歩して、パリの美しいクリスマスを盛り上げます。その時期にウインドーに並ぶのは、値段も見せないほどのハイジュエリーたち。クラクラするほど美しいです。

元々ヴァンドームは、いいジュエリーが展示されますが、クリスマスとなるとさらに格が上がります。

パリだ、と感じられる瞬間です。

今日は、僕の旦那さんと、その近辺でクリスマスに撮った写真を再度、あげておきます。

暮らしはアート。

人生の中で、幾つの素晴らしいアートを体験できるのか。僕はそれにワクワクします。

暮らしはアート。

人生は、アートです。

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