メリークリスマスでございます。
サンタがいないと知ってもう随分経ちます。子どもの頃本気でサンタがいると思っていた僕。
サンタにひとつお願いするとしたら、僕の望みはただ一つ。イケメンにモテたい。うそ。
世界が平和でありますように、と言う壮大な望みになりますが、本気で平和であって欲しいと願うわけです。
平和、って言う言葉が好きです。その響きも好き。綺麗な日本語だと思います。
地震やウイルス、様々な脅威がある中で、突き詰めると平和っていうのが本当に何よりな訳で。
その中で、それぞれの専門家がそれぞれの知恵を出し合って、より良き状態を目指してゆく。地球規模でも、地域規模でもそれは同じこと。全部大事。
それはそうと、また年末に向けてここにきて色々とまた様々な問題が。
僕は瞬間湯沸かし器、なので、一瞬イラっとしたり、むかっとしたり、ジェットコースターのような日々が再び。
でも今日、あるものがやっと届いて、少しグッと来たりして。亡き父に、見せてあげたかったなぁ。史上最強のお人よしだった父。若き日の僕はそれが許せなくて、父の元を飛び出して東京に。あなたの息子は、無事、こうなりました、って、一つの区切りを迎えましたよ、って、亡き父に教えてあげたい。
最後の最後までお人よしだった父。あんなにしんどい思いをしながら降りかかった医療事故、医者を誰を責めることなく、逆に僕に訴えるなと釘をさした立派な人でした。
今だからわかるけど、確かに僕は弁護士も使えるし、訴えれば100パーセント勝ったでしょう。でもそれで父親が戻るわけでもなく、それどころか訴えられた方の金銭的ダメージは計り知れず。別に僕はお金が欲しいわけでもなく、正義を、と怒りに任せて訴えたところで結局いいことになんか1ミリもならなかったと思う。だから父親の判断がやっぱり正解でした。先生だって、申し訳なかったと心から言ったわけで。もう本当にそれで十分だったとするのがもっとも傷が小さくて済むわけです。お人よしの父は、結局僕も相手もどちらも傷が深くならないことを願ったのでしょう。
僕は子どもの頃から、そんなことだからナメられる、と不満に思いながら、よくよく考えると結局、僕も父と同じようにしてる。ナメられるけど、ぶっちゃけナメられるくらいが僕にはちょうどいいのかな、と思いながら25年間仕事して来たような気もする。ここまでしてもジェイさんは怒らない、というのが僕の周りには絶対に存在するわけです。それはうちのアシスタント規模でも、仕事のクライアント規模でも、どちらも結局それはある。
結局許してくれるよ、っていうのがきっと常にあるんですね。
いいことです。そんな風に純粋な人だと思ってもらえて。
僕はよく爆弾を各方面に投げる男です。でも投げたその爆弾が爆発する前にそれを自分で抱えて他が傷つかないようにするタイプ。自分は吹っ飛びますけどね。
僕の人生は、その繰り返しで作られて来ました。投げなきゃいいのに、と思いながら、気が済まないから投げる。でも他が爆破するのはかわいそうだから、自分でそれを抱え込みに走る。
今日届いた郵便物を眺めながら、今後僕が変わるべきか、変わらないまま入るべきか、悩むところ。
でも亡き父は、きっと、そのままでええ、と言ってるでしょう。
利用したい人には利用させろ。
クリスマスイヴ。
僕は今、とても幸せな気持ちです。
先日アシスタントがネット上に若い頃の僕と仕事したプロのカメラマンさんのブログ?を発見しました。その彼が、QVCで活躍する僕の姿を見て、おお、ジェイさんだ、懐かしい、と思ってくださったようで。これ前に僕も誰かに言われて見たことあるわ。
そのカメラマンさんが書いていたのは、僕とはじめて仕事をした時(料理撮影でしたね)少年がそのまま大人になったような人だ、と感じてくれたそうで。
とてもピュアで、まっすぐな人だったと。
うふ。 20代の頃の、僕やんね。料理研究家として駆け出した頃の。
せやで、ピュアやで。今でもな。
あの頃って、僕の業界での評価は「悪魔」か「天使」かどちらかやったな。
全く同じような態度と行動で、こんなに人の感じ方も違うんだと驚いたけど。今思えば僕を恐れていた人は僕の評価を悪魔、としていたように思える。
悪魔も天使も実際には名前が違うだけやで。どちらも不思議な力があるのさ。魔力があるんさ。
魔力といえば。
現在、僕は自分の頬にある大きな年齢サインのにくき影をどうにかしようと、連日魔女のようにネリネリと調合を頑張ってる最中で。まだ数日だけど、やっぱり8パーセントも入れると(市場で絶対絶対流通させられない配合量)めっちゃ早いわ。もうだんだん変化してきたのかもしれない感じで。これ、3ヶ月でほんとどうにかできそうやん。できたらジェイトワから発売させようと思ったけど、危なすぎて販売なんかできない。3ヶ月以上は絶対に使わせられない配合やもんね。しかも最初に赤みが出たら即やめないといけない配合だし。でも、引き続き僕が実験台、や。この成分の力、見届けたろうやないかー。テレビ画面で僕の頬の影が目立たなくなっていたら「魔法使いめ、成功したな」と思ってください。美容整形やレーザーに一切頼らなくてもなんとか自力でできる、ってことが証明されるわけで。それはそれで楽しみや。
僕は、もし誰かがやらなければいけないのなら、それは僕であるべきだと思う。
だって、他の人にできるわけもないと知ってるから。
世の中の常識や概念を変えてしまうんよ。僕にはそれができるから。少なくとも自分の仕事の範囲内ではね。
それを利用しようとか全然どうぞ。
誰かがやらないといけないなら僕がやる。
僕はただ、それだけ。そこから先は、煮るなり焼くなり好きにし。僕は次に進むだけよー。
いちいち関わるのもうざいわ。
メリークリスマス。僕はみんなのサンタになるのー
