TSV、すごかったです。

あの在庫が午前中で完売し、また当日キャンセルがなくて、在庫ほとんど戻って来ず。1個2個キャンセルが出たら、すぐネットに反映されるのですが、即その1個2個がネットで売れてしまったため、夜の10時、11時にキャンセルが戻ってきたら少しでもご紹介を、と準備したのに、10時になっても全部ソールドアウトから戻って来ず。誰か手放したら、すかさず他のお客様がご購入してくださり、結果、ずっと売り切れ。在庫戻りなし。そりゃそうです、冷静にあのセット組であの価格で、誰が手放しますか?という話ですから。
お客様が誰も手放されない、とプロデューサーから連絡を受け、10時、11時は完全にタグ商品のみのオンエアになりました。急遽No.88単品を通常のTSV分くらいの在庫をどん、っと緊急入荷させて挑みましたが、そのNo.88すら残りわずかになってきてしまうほどの反響にびっくりしました。番組が終わって、湯浅さんも「qvcにこんなに売れる化粧品はないです」とおっしゃってました。
もっと在庫を準備して欲しかった、とお声をいただきましたが、もうびっくりするほどの量を準備していました。僕のTSVは通常でも他と比べて「は?」と思うほど元々、そうでなくとも積み数が驚くほど、多いのです。またあの日はベストセラーのTSVであり、同時にQVCの大感謝際、という2つのビックイベントが重なった日のTSV、だったため、QVCの尋常でない予算が組まれるために、僕の方が準備した在庫数ももう、相当な数でした。僕がやっても1日5回のオンエアができるだけの在庫を、ということだったので。それが午前中でアウトしたため僕はオンエア中にまたまた本当に驚きました。
とにかく大人気となりました僕のブラックボックス。お客様からのお喜びのDMやら、コメントやら、それらがめっちゃ嬉しかった僕。箱からセット組からおまけからプレゼントまで、きめ細かく各方面めっちゃ頑張ったセットだったので、喜んでいただけてほっとしました。香水もあっという間の初回で完売。買えなかったお客様、本当にごめんなさい。すぐにQVCから「緊急再生産できませんか?当日ウエイト追加か、間に合わないなら来年どこかでまた発売を」と言われたのですが、これはきっぱりとお断りしました。もともとお約束させていただいたように、次の生産は来年12月のブラックボックス発売日のためだけになります。この僕の香水は、このまま毎年、12月だけ、感謝の気持ちを込めて作り続けて行きたいです。
香水の値段はどんだけ頑張っても結局あの値段が最安値、となり(通販は安い香水がほとんどの中、普通でない原価をかけた僕のものはあれ以上の値下げがもうどう計算してもできなかったためごめんなさいね。でも本来はqvcでもあの日の特別価格でも1万5千円程度を予定されていたため、ギリギリ間に合い相当頑張った値段にしていました)ほんとそもそも営利目的に作った香水でないため、感謝の気持ちの限定数、だったので、再生産は叶いません。買い損ねたお客様から、ショックすぎて、とたくさんDMをいただいてますが、次の発売は来年の12月を予定していて、全く追加生産は予定しておりません。
ナビさんの湯浅さんが、香りどうしても確認したいと、番組が終わってから試させて、とおっしゃったので、サンプルを試してもらったところ、きゃあああああ!!!!と廊下ではしゃいでくださるほど「いい香りー!!!!これはすごいわ」と。湯浅さんも買えなかったので、サンプル在庫があればお渡ししようとも思ったのですが、その差し上げるサンプル余裕もなく失礼しました。
お客様からはまた綺麗なお花や、お人形が届き。超嬉しかったです。ありがとうございます。お人形も実はオンエアの際、花のあたりに飾っていましたが、どうやってもカメラに映りこまずすいません。今後もあのお人形たちはTSVの際に僕の後ろに。

さあ、いよいよ今週はインスタライブ。そして週末がJ’s kami高麗のTSVです。
どちらも精一杯、心を尽くして駆け抜けようと思います。
駆け抜ける方法は知っているし、25年もやっていればできないわけではりません。でも、心を尽くして駆け抜ける、というのは結構、どころか実は大変難しく、楽なことではありません。誠意を持ってどころのレベルでは、画面を通してでは通用しないのです。
だから僕はどんなに商品数が増えようが、商品開発からパッケージデザイン、マーケティング、PRから何から何まで自分でディレクションしないと気が済まない。TSVのセット組までいちいち口を出す。「そんなセット組で、売れるとでも思う方がおかしいわ」と言葉選ばずバッサリ。「それって、QVCとこちら側の都合でしかないやん。お客様にはそのセット組、えらい迷惑。だって、どう考えてもそっちの商品を2個、なんていらないでしょ?こちらが何ヶ月程度で使用して無くなるのに、そちらはえらい長持ちしてしまう。だからまとめ買いをされたお客様には、そっちの在庫だけが延々残ってそれ使い切れないってことがわからないの?そのセット組のため、まとめ買いをできない、もしくはまとめ買いして使い切れなくしてどうするの?そのセット組は絶対にダメ。QVCに提案を変えて。絶対そのセットはダメ」
こんな感じ。ダメダメ、だけじゃなく、ちゃんと「その代わりこうして」というところまで責任を持って提案します。
お客様が何を望んで、何を望んでいないのか。商品開発の最中は、僕は1ミリもお客様のこと、は考えず、僕が「どうしたいのか」「僕はどんなものが本当に欲しいのか」だけを徹底的に突き詰めて仕上げて行きます。1ミリも、お客様のために、とかお客様の立場で商品を作る、というよく聞く企業の「大義名分」みたいな嘘くさいことはしてません。自分に疑いのない自信があるため、僕はあえて、プロとして商品開発の際は「お客様の立場に立たない」お客様目線でものを見ていては、プロの仕事じゃないのです。素人さんの立場で、素人さんが考えられる範囲内で物を見て、どうしてプロの仕事ができようか。市場で人気の、売れそうなもの、を作るのではなく、僕はあくまで、プロとしてプロの自分が喉から手が出るほど欲しいものを作るだけです。これはJ’sや僕のブランドに関して、誰がなんと言おうと絶対譲らない僕のポリシー。
でも、一旦僕が納得できる商品が仕上がったら。
今度はお客様の立場、お客様の目線で物事を見ます。値段は?セット内容は?自分はお客として見たとき、何が嬉しい?
この繰り返し。この繰り返しの中で、できるかぎりの心を尽くすのです。いろんな人が絡み、いろんな思惑があり、いろんな大人の事情があり、いろんなことが日々ある中で、心を尽くすことはとても大変だけど、それはとてもやりがいのあること。
どんな状況であれ、精一杯生きている自分が一番です。
100パーセント僕、で駆け抜けます!