どこかのメーカーの方から嬉しいDMをいただきました。
あまり詳しいことは書けませんがドンピシャぶつかってるけど、僕のqvcに置いての商品開発の秘密を知りたいと。
秘密などなく、本人が作りたいものを作ってるだけ、と言うのが正解なのですが、少し、掘り下げてみましょうか。
商品開発には2つのタイプがあると思います。僕のQVCの例で例えましょうか。
1 qvc側から、こうゆう商品を作って、こうゆう商品が売れる、と言われてその意向にしたがって作る。
この例は僕の場合、ないです。そうゆう形で商品開発はしてません。僕は企画から自分でやるので、そうゆうqvcからの提案タイプを必要としてるゲストさんに回してしまいます。僕はやりたくないんです。
2 こちら側から作りたい商品を作って、QVC側に提案する(売り込む)
僕の場合、これです。僕の方で僕が作りたいものをきちっと仕上げて、仕上がったそれをqvcと僕をつなぐ会社に渡して、qvcに提案してもらって、オンエアの枠を取ってもらう。
この大きな2つの流れをおさえて、自分はどっち軸足でやるのか、腹を決めることがまず、大事なところ。
僕の秘密は基本周りの意見を聞かない、ところです。とても独りよがりで頑固。しかも極めて自由人。
これは非常に危険です。よっぽど心の広いバイヤーさんとフォローがうまい周りに恵まれなければおそらく「仕事のおつきあいなど続かないタイプ」でしょうか。非常に絡みにくい上に、規格外というのは会社間の取引において非常に嫌われるからです。僕がまさにその規格外。絡みづらいったらありゃしない。大人の事情などどこ吹く風、僕は好き嫌いで生きてるそのもの、だからです。嫌いなものを攻撃はしませんが、関わらない。
あら、掘り下げていこうと思ったけど、もうすでに答えが出てしまった。
ご質問の僕のqvcに置いての商品開発の秘密は、どこまでも本人の自由で自由な発想で本人が本当に作りたいもの欲しいものをこれまた自由に作ってることだと思います。やってる途中で周りから横槍が入ると激怒します。何人も一切僕の仕事に触るな、と思うからです。だから商品が仕上がるまではメーカーと直接秘密下にやりたいタイプです。一応、提案のタイミングもあるので、ある程度仕上がったら教えて欲しいと言われますが、結構がっつり仕上がってから伝えることを好みます。時々これが崩れたときはろくなことがなく、大きな問題になることがあったことから。今後もそこは徹底します。
僕の自由さに耐えられるバイヤーさんなどのqvc側や様々なフォローができる周りがあってこそ、続けられると言うこともますます商品に別の価値を与えています。つまり普通の流通で普通に流せるような商品じゃない、各方面の「規格外」に対する「努力」とある意味「忍耐」が必要な商品だからこそ人を強く惹きつけるんだと思います。
これは「普通じゃない」と。
僕の商品の秘密は「普通じゃない」ところ。
僕が常にスタッフに言ってることが1つあります。
「人間は、自分の想像力の範囲内でしか、想像することはできない」と言われるけどその通り。
その人の生活レベル、人生の範囲内でしか、絶対にものを考えることはできないんです。
世界中を駆け巡り、様々な一流を知る人間が作り出すものと、日本から出たこともない、普通の生活をしてる商品開発部の社員さんが作り出すものが同じなわけがありません。
発想が、想像力が、全く違うからです。
僕が25年間、どれほど自分の生活にこだわったか、はそこ。
僕が作り出すものは、世界の一流品と比べていただいて結構です、と言うスタンスでできるのはその25年の厚みがあるからだと自負してます。
すごく生意気だけれど、一つの会社の商品開発部の社員さんと、僕が見てきたもの、触れてきたもの、繋がってきた人脈やもの、って全然違うはずです。僕が作るものと、それらの方が作るものが同じなわけがない。
僕が目指したのは、目指してるのはあくまで一貫していつも「規格外」なんですね。
そもそも規格外のものに、規格外の僕自身がが重なった時に、僕の商品は爆発力を産むんです。
だから単にすごいものを作ってやろうとか、規格外を目指すとかやってもダメ。目指すんじゃなくて、そもそもそこにいないと作れない。規格外の誰かを引っ張ってきて後付けで商品をつけてもだめ。彼らに商品開発ができるわけないのですから。本人が作ってないことが透けて見えると薄いんです。ここは質問者さんにしっかり伝えたいところ。それじゃあかんで。どこでもやっとるやん。昭和の売り方やで。ある程度は売れても突き抜けへんからな。
今日のブログだと、うわジェイさん高飛車、上から目線、ムカつく、と思われそうで申し訳ないけれどそうです。
僕は基本、高飛車をそのまた上から見下ろすほどのタイプですうふ。
僕はね、自分の仕事や商品が、大好きなんです。それに関わる人たちや会社もみんな好き。自分の人生で、周りの人に出会えたことはある意味奇跡だと思っています。どれだけの人がこの地球上にいるかを考えれば、出会えたことが全て「縁」だからこんな僕でも、できるだけ長く付き合えるように努力しています。
心ある商品を作るには心ある人たちが不可欠。
また心ある商品ができたら心ある売り方をしないとだめ。また心ある方々にお届けができないとだめ。
もちろん都合よくいつもいつも僕の周りが心ある人ばかりではないので、時に心を深く痛めることも実際あります。
でもね、自分が好きでやってる仕事ですから。全然平気ー。
商品開発の秘密、を聞かれる前に、もしかしたら自分がこの仕事を本当に好きでやってるのか?を自問してみるのが先かもしれませんね。
qvcで見かけた僕があまりに「キラキラしてた」と言うお言葉は嬉しかったです。「いい匂いがした」と言うのも。
好きなことをしてる時の人はきっとみんな輝いていると思います。
DMの文面から結構若いな、と感じました。自分を徹底的に信じて、自分の未来を信じてとにかく進んでください。
信じてるだけじゃダメ。ビジネス書とか自己啓発系の本読み込んで、そんな人多いけど。
実際、進んで。愛を持ってね。
その愛があなたの周りを守り、結果あなたを守るでしょう。
商品開発の秘密は愛でもあるんよー。
僕の商品からは、僕の愛が溢れてる。こぼれるばかりに。
きっとお客様はその愛を受け取ってくださってるはず。
僕はそう信じてる。僕は別に、物を売りたいわけじゃない。
僕には海より深い愛があるんよ。
