ありがとうございました。

みなさまのおかげで、無事、すべての在庫をお届けすることができたTSVとなりました。ホッとしている僕です。

めっちゃいいマスクに仕上がってるので、実際使用して、うんうんこれこれ、と喜んでいただければ幸いです。

1日8回、と言うとんでもないスケジュールでしたが、あの在庫数を捌くにはそらそうやろう、と覚悟を決めて挑んだTSV。

お客様の反応と動きが予想通りというかまた予想以上に大きく早く、色々とスタッフ一同、必死で挑んだ1日でした。

最終回でソールドアウトが出た瞬間、たくさんのお客様から思わずテレビの前で自分も一緒に拍手した、というメッセージをいただき、僕はとても感動しました。また何人かのお客様から僕のTSVの時は自分も一緒に僕と働いてる気分で一日中ずっと見てる、と言う嬉しいお声もいただき感激です。

さて、でも反省点が。リップです。

新発売のリップを、TSVにぶつけたため、一部お客様の混乱を招いたそうでごめんなさい。

リップの説明がない、と気になった方もいらっしゃったかもしれません。

そこを、この機会に丁寧に今日は説明します。

TSVとは、QVCそしてその該当メーカーが一日の命運をかけて挑む一番大きなショーです。失敗すれば1つの会社が吹っ飛ぶほどの損害も実際に生まれます。

ですので、お客様のご想像以上に実際は大変です。平たく言えば、そのTSVの主役をきっちりと売らなければとんでもないことになる、ということ。ですので主役はあくまでその「TSV商品」です。

今回は僕のローズマスク、ですね。

この商品を全力で社運をかけて売る、ということ。

タグ、と呼ばれる、TSVに合わせて、よかったら送料も同じになるので、必要なお客様はどうぞ、というお客様に気を利かせて準備されるいくつかの「こんなのもあります」というTSVではない僕の他の商品はタグ、なので、TSVの日には脇役でしかなく、もともと紹介時間も準備されてはいません。ラインアップでTSVの紹介の後で、あくまでご入用でしたら、よかったらついでに合わせ買いでどうぞ、というスタンスで商品番号と価格が出るだけです。また万が一主役がソールドアウトした場合に、バックアップでそれらの紹介、になって番組を続けるためのものでもあります。

万が一、メインのTSVの売れ行きが悪い場合は、予算確保のために急遽変更してタグが一生懸命紹介される、ということもあり得る話ですが、僕のショーではあくまで主役のTSV商品をしっかりと紹介する、というスタンスです。

昨日はマスクが主役で、リップは単なるタグ、だったのです。せっかくのデビューだから、通常ショーで時間を取ってもらってしっかり紹介、が理想だったと思います。でも、僕には一日でも早くお客様にお届けしたいという気持ちがあったので、TSVでもなんでもいいからとにかく一日でも早いオンエアでと、楽しみにしていたのも事実。

デビュー商品だとはいえTSVになると単なるタグ、ですから紹介時間などもらえません。これは当たり前で、別にQVCが悪いわけじゃないんです。タグ商品、とはそうゆうものですからそもそも。

またタグ、なので、基本紹介時間も説明時間もないため、そんなに在庫準備数はない、というのも事実。今回は僕がブログなどでリップの告知をしてしまったため、それでも急遽、反響が大きいはずだと、タグなのに予定在庫をさらに積み増してもらってオンエアする、ということにまでなりました。でもそれでもまだ買えないお客様が出てしまうのでは?と僕は万が一は、と心配だったのでウエイト、という枠で「ほんと頑張ってしっかりお届けして」とウエイトでしっかりとさらにさらに数を準備していただきました(それでも驚くことにその恐ろしい数のウエイトまで完売してしまいました)案の定、予定準備数は0時初回の数十分で完全になくなり、早々の売り切れ。ウエイト突入。それでも僕が焦ってなかったのは今回はウエイトでもウエイト中に並ばれたら、きっとお客様にほどなくお届けが叶うだろう、と踏んでいたからです)

たくさんのお喜びのメッセージが届く一方で、「リップが紹介されない」と疑問に思われたお客様からのお問い合わせもいくつかいただいたようです。DMにも、いくつか。

でもリップはもともと、上記の理由から紹介する予定はなかったのです。あくまで主役はマスク、の一日だったので。

そんなお声を頂いたので、途中から少しでもリップの話をさせて、とそれぞれのオンエア直前のミーティングで伝え、なんとか時間を確保しようとも思いましたが、それは現実にはとても難しいことで、各方面が長きにわたって打ち合わせで決めてきたTSVのショーを土壇場で変更は、会社としても話が違う、ということになるのと、タグの商品の紹介時間を作るイコール主役の僕のマスクの時間が削られる、ということ。これは数を準備して社運がかかってるメーカー側にすれば恐ろしいこと以外の何物でもありません。タグじゃなくて今日の主役を、ですのであくまで何ヶ月にも及ぶ打ち合わせ通り「マスクメインでやりましょう」ということに。

そんな簡単に僕のやりたい放題にオンエアができるわけでは絶対にないのです。また僕はそれを他の会社が絡むわけだから、当然やな、と思っています。qvc内だけでも各部署各方面が絡んでる仕事なのですから。

きっと十二月のTSVで出てくる僕の新商品、香水もこのようなことになるかもしれません。

僕は一日でも早く心待ちにしてくださってるお客様のお手元に届けられるようにと来たる十二月のTSVにぶつけてしまいましたが、十二月、オンエアで新商品である香水の説明はタグ、なので今回同様、おそらくほぼありません。どうしようかなぁと心配ですが、もう十二月TSVは決定なのです。香水は説明もなしに「香りが僕のオリジナルのバラで、まさに男性が振り返るようないい香りです。またつけた本人は香水の匂いは(どんな香水でも)数分で慣れてしまって本人は気がつきませんが、コロンではないので持続時間も実はちゃんとあります、くらいで終わるはずです。

そんなこんなで、これが昨日、僕がリップの紹介ができなかった理由です。

間違っても、紹介する内容がないからじゃありません。それは違います。

リップの紹介に関しては、改めてブログで許される範囲内でになりますが、僕のリップの説明を書きますので、少々お待ちください。

マスク、そしてリップを無事に手に入れていただけたお客様、本当にありがとうございます。

本当に、ありがとうございます。

各方面、めっちゃヒヤヒヤするんです、僕のTSV。

ショーが楽しかった!元気もらった!勉強になった!と言うたくさんの嬉しいメッセージもとても嬉しい。またトークが楽しいとか、衣装も素敵とか、花束が美しい、とか、細かいところまでチェックして色々と楽しんでいただけてそれも嬉しい。

衣装は実は、僕が2006年、に買ったものです。もう何十年も前のジャケットです。ずっと大事に着ているジャケットです。2000年ごろから僕の仕事が一気に軌道に乗り、その当時のあの忙しさを思い出させてくれるジャケットでもあります。

2006年に買ったジャケットなので、決して新しいものではなかったのですが、すごくいいと反響いただけてよかった。デニムにツイードのコーデはおしゃれ番長のアシスタントではなく僕の好きにやりました。20代30代の僕の戦闘服、がまさにそのコーディネートだったんです。久しぶりのデニムにツイードでしたね。

何もかも自分の原点に返ったようで、自分でも新鮮でした。

オンエアでお客様から「いつも同じ説明、同じことを言う」とも言われますが、オンエアでの発言は全てチェックされ、言えること言えないことが厳格に決められているため、また全く新規のお客様も当然、いらっしゃることから、15分ごとに同じ話を繰り返すしかないのです。これはもうどのゲストさんもそうです。毎回違う構成、話の内容は許されてはいません。

だから衣装を変え表情を変え声のトーンやスピードを変えながら画面で見えるもの全てを使って「飽きさせない」「チャンネルを止めてもらう」ようにしているのです。みんながみんな僕の商品のファンではなく、また知らない人もまだまだたくさんなのです。僕のお客様には「商品力」だけでショーを持たせることができても、僕のお客様でないお客様には、ありとあらゆる手段で僕は全力アピールアピール。僕は自分の仕事に興味を持ってもらうために、できることは全部やる、たとえ周りにどんなに非難されてもね、と言い切っていた20代の僕が見事にリターン。

こうやってオンエアとかの裏側、裏話を話してるとワクワクします。お客様とこっそり、情報を共有させていただいてるようでなんかププププ、って嬉しくなる僕。一人じゃないと言う気がするから楽しいのかもしれません。

誰かとつながる喜びって、人間には絶対、あると思うんです。動物だってきっとそう。

QVCから始まった繋がりが、もっともっと楽しいものになりますように。

ショッピングを超えてゆく、をスローガンに掲げてるQVC ジャパン。

超えましょうよ。

驚きや喜びをどんどん巻き込んで。

僕は今、いただいた花束たちの隣にいます。上から照らされるライトが嫌いな僕は間接照明。暗めの部屋でも寂しさはありません。静かな空間に、体温を添えてくれているようです。

美しい花たちは、優しい顔して、僕を見てるように思える。これからまた1週間くらいかな、よろしくね。

昨日のオンエアの際、早速マダムXにも出会えたし。

QVCで、僕はもっと、頑張ろう。

ありがとうお客様〜。

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