質問回答

行きます。

まずは苦言の方から2つ。

1 オンエアの口コミで「お、こちらのお客様は確か++セットとか買ってくださった方でしたね」と僕が発言したため、1つ2つしか買わない自分はお客様ではないのか、という気になって気分が悪くなりキャンセルした。ジェイさんにはたくさん買うお客様しかお客様ではないのですか?えこひいきしてるように感じる。その口コミの方はジェイさんのお気に入りなのですね。

せっかくオンエアを楽しみに見てくれていたのに、僕の発言で気分を害してしまった事、ごめんなさい。また少し嬉しかったのは、DMをくださったこと。僕の商品を本当に好きでいてくれてるんだな、というのが伝わりました。人って、どうでもいい人やものに、そんな風に感じないので。心があるからこそ苦言も言いたくなるものだと僕は思っています。だからえこひいきしてる、と感じてくれたのも、僕にとってはありがたくも感じました。人って、どうでもいい相手にはそんな風に感じることもないはずです。

それはそうと、確かに、ご注文頂いた数を僕が口にする必要はなかった事です。今後気をつけます。

僕にとって、お客様に何個ご注文いただこうと、それで「えこひいき」することはなく、全くお客様は平等に嬉しいです。特にえこひいきすることもなく、また、買えないけど買わないけどとおっしゃりながらショーを楽しみに見てくださってる方もたくさんいらっしゃるため、その皆様も全て大切な僕のお客様、です。自分の商品を買ってくださる方だけがお客様という認識ではなく、興味を持ってくれてるだけで、番組を楽しんでくれてるだけでもう僕には大切なお客様です。

ショーをしながら僕はお金を追いかけてはいませんので。ご注文の数でお客様を僕が考えたり感じたりということはないです。

僕はお金でエネルギーを得るようなタイプのゲストではありません。

僕の人生もそうですが、僕がエネルギーを得るのは昔は「怒りや悲しみ」というものからエネルギー全てを得ていましたが最近はそれが「愛」から得られるようになりました。僕はそれが本当に嬉しい。だから今後もきっとそうです。

たくさんのお客様がいらっしゃること、また皆様々な感じ方やお考えを持たれていること。僕自身、今後テレビの際はもっと注意を払い、せっかくのショーを台無しにしないようにより一層、注意していきます。

今回は本当にご気分を害してしまってごめんなさい。これからもっと、気をつけますね。メッセージ、ありがとうございました。

2 震災復興のためにも、影響力がある人が日本製を身につけるべきだと思う。僕の衣装でそのような日本製を着て欲しい。身につけて欲しい。なぜ日本製を身につけないのですか?ジェイさんは富裕層、というわけね。できれば日本にも敬意を示していただけないでしょうか。そしたら嬉しい。

日本製を身につける、というアイディア、とてもいいと思いました。衣装担当の早速うちの若いアシスタントに伝えますね。

正直いうと、僕は日本製の洋服はまず着ることができないので、衣装で日本製は難しいのですが、アクセサリーで日本製、というアイディアは「なるほど」と思いました。

僕が日本製の洋服を着れない理由は僕の体型です。

スリーサイズは 上から88 65 83 です。そしてパンツの股下は83センチ。

メンズだと日本規格ではウエストは一番小さいサイズでも大体72、から始まります。日本製のパンツの股下はその72センチのSサイズだと大抵74あるかないかです。僕には股下が短すぎる。

一番小さいサイズでもウエストは僕にはとてもじゃないけど大きい。でも股下が短すぎて僕は履けない。

胸に合わせると、肩や腹部分がとてつもなく大きい。

そんなこんなで僕の洋服は海外の規格のもの、になります。これはもう20代の頃からずっと同じで。だから海外のレディースを来てることがほとんどです。

レディース、とわからない感じなので、おそらくお客様はお気づきにならない。また体型は、普通じゃない。わかりやすいのでこの写真を見ましょうか。

今日、アシスタントが僕のいくつかの商談の途中に移動中に撮ったものです。インスタにあげた写真と同じものです。

はい、がっつり盛れてるとはいえ、僕の体型がよくわかりますね。またこれら全身、僕がパリで買ったもので、レディースでヨーロッパのものです。日本製ではありません。日本製ではサイズが見つからない身体、なのです。僕の元々の体型が、日本規格ではないためです。写真は下から煽る、というかなり実際より足長に見えるようにアングル工夫してアシスタントがいつも撮影してますが、実際、通常の男性が僕の身長だと股下は72cm平均ということですので、83cmという僕は平均よりも足が長いです。手も長くて、袖丈は62センチは欲しいけど、日本の規格だとサイズの小さいレディースにすると58とか59とかで袖が短い。qvcのゲストさんたちと生放送でミックスショーで並ぶ時あからさまに「ジェイさんは細いから隣に並べない」と嫌がられたり、ベテランの芸能人の方の場合はそんなあからさまなことを言わず、さりげなくオンエア数十秒前にさっと立ち位置から他のゲストさんを移らせて隣に並ぶのを避けてくださったり。子供の頃から絶対に写真などで隣に並びたくない、と言われてきた男なので、もう体型は仕方ないとわかってもらえたら話早いな、と思います。

ジェイさんは富裕層?ということですが、これらの服はどれももう5年くらい愛用してるものです。シャツが日本円だと数千円、パンツも同じくらいの値段、数千円でした。富裕層さんごめんなさい価格でしょうか。また着た回数からすると完全に元取ってると思います。バッグも僕が25歳の頃に買ったもので、つまり25年くらい前に買ったものです。相当くたびれていたため、先日、メーカーにお磨きに出して戻ってきました。25年どころかまだ使えそうだし、使うでしょう擦り切れるまで。ぺったんこのこの靴も、底を張り替えながら何十年と履いているもの。ブランド物をコロコロと新作買って持ってるような男ではありません。ポンポンと買い替えず、流行を追うこともなく、僕は似合うもの、気に入ったものをずっと長く使うので、最初に買う時にいいものは選びますが、ブランドだからうふ、みたいな嬉しがりな買い方したことは一度もないです。ブランドよりも、僕が主役、という人生を常に、送っているからです。僕よりも洋服やバッグがすごい、なんて許さない。あくまで自然に似合うこと、見る人が見ればあぁ、でいいと思います。そうゆうものを実際とことん使い込んできた人間だからこそプロデュースするものが他と違うのね、というふうに時々言われることがあるのですが、それはとても嬉しく思います。富裕層?と言われると逆に一緒にせんといて、と思ってしまう僕。人をカテゴリー分けすることを極端に嫌う僕ですし、またお金があろうとなかろうと、高い服だろうが安い服だろうが、僕は絶対に着こなしてしまう自信はありまくりなので、富裕層とか、カテゴリーに頼る気も興味もサラサラありません。ジェイさんは富裕層?のご質問の答えは、ジェイさんはジェイさんです。

衣装はせいぜい数回もしくは時に1度、で実は着れなくなります。それは衣装だから。エコやサステナブルが叫ばれる時代なので、僕も意識して衣装ですら着回し、をはじめましたが。それでも限界はあります。テレビのショーはショーなので、衣装の鮮度、はとても重要です。普段絶対着ない色や形、商品に合わせてそれぞれどんどんと変化します。また時代の空気感を伝えることも大事。それを今担当してるのがうちの若いアシスタント、おしゃれ番長の彼の意見をどんどん反映させているため、普段の「真っ黒しか着ません」の僕とは違うものを常に見せている感じです。華やかな洋服を着ていてもそれで僕が「メーカー品うふ」みたいな気持ちはゼロです。どうでもいい。それよりアシスタントの若い感性を尊重することが大事。僕が生きた化石、にならないために。また本人も、僕が信用してるとわかると嬉しいようで、お客様からの「アシスタントさん衣装ナイスチョイス!」とかDMをいただくととてもとても喜んで、それを励みにしているのが手に取るようにわかりますから、あまり僕が制限をかけずに、任せるところは任せてあげたい、という気持ちがあります。

若いアシスタントはアクセサリーから何から、おしゃれ隊長なので、色々こだわりがあるようなので、勧められたら「それにしといて」となってる感じです。洋服のメーカーがどこかより、大事なのはショーにあってるか僕に似合ってるのか、華があるのか?そして何より、いい「クオリティ」の商品なのか?です。衣装は作りが安っぽいのは絶対に許しません。きちんと作られたものであること、それだけは絶対に外させていません。それに僕の衣装のメーカーはこれまたもう25年以上のお付き合いのあるところばかりで、生産部門の責任者が知り合いだったりして、また僕の体型や好みをよーくわかってるため、そこを多く採用してますが、別にそのメーカーだからすごいとかどうとかいうふうには全く僕は思っていません。僕はそもそもブランドに頼るなんて生き方は1ミリもしていませんから。きちんと人の手がかけられた、いいものであればいいのです。

もちろん、日本で青森のサンヨーの工場など、きちんと作られるものは存在しますよね。でもアシスタントに日本製の服を、というと僕の体型から見つけるのが不可能になるので、小物、で伝えておきますね。被災地ではないのですが、僕の出身の三重県、の真珠とかいいかもしれません。彼はいつも「今もう男がパールは常識です」とパールをよく勧めてくるので。

僕が日本に敬意を払っていないと感じられたのは少し残念です。

ただ、僕はもともとヨーロッパにもルーツがある男なので、また現在もヨーロッパ在住(コロナで帰ってないけど)ということもあり、どうしても僕の生活には両方が存在していて、両方が大事。もともとどの国だけに敬意を払う人間ではなくできればどの国でも敬意を払いたいと考えてきた、また考えている男です。

日本に対する敬意、はもう口に出さなくても、日本で生まれ育った僕のDNAに刷り込まれているため僕のルーツがどうあろうともはや実は揺るぎようがないものです。僕は日本が大好き。美しい国です。

ただそれでも、全ての国に僕は敬意を、という姿勢なので、今後もどうしてもどこかに偏ることができない場合の方が多いと思います。震災復興に関しては、僕がそのためのものを買うことはまだなくても、ものではないもので、もうずっと毎年、少しかもですが僕のできる限りで頑張ってずっと続けています。

そうゆういろんなバッググランドがあって、僕の歴史があって、たくさんの周りの人があっての僕です。

お客様からの影響力がある人間が発信する大切さ、というお言葉、重く、しっかりと受け取りました。

日本製を、アクセサリーで身につける、というアイディアもとても嬉しかったです。今後見つかればいいなぁと思います。

QVCで売っていればいいのですが、僕がqvcの番組を見ないため、知らないのです。

QVCで、将来僕の新しい番組で、メイドインジャパン特集、みたいなのができればいいですね。

衣食住、日本製にこだわり、僕の徹底したプロデュースでおしゃれなものをご紹介みたいな。

僕の感度と日本の技術が交わったらこうなりました、みたいなもの作り。その裏にはきっと美しい日本とともに、僕らしいモノ語りが始まることでしょう。

まずは、と言いながら、少しやはり長くなってしまいましたね。

今日はここまでにしましょうか。

物書きらしからぬ僕のつたない文章ですが、できるだけ素直にお返事しようと思ったので、それで伝わればいいなぁと思います。

また、先日のオンエアでお花をくださったお客様。ありがとうございました。僕のアトリエで元気に過ごしています。もう秋ですね。

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