今日来月のインジュブの最終ロットの生産立会いのため静岡の工場へ。
のはずだったのですが、東京駅で切れた僕は担当者からの電話も「今日はもう行きません」と言って切ってしまいました。
チケットは今回、クライアントが手配してくれたのですが事前に手渡されたの見たらコロナのこの時期に新幹線普通の指定車両なんです。帰りは自由席。自由席はおそらく、帰りの時間がわからないからまず自由席で抑えただけでしょうが。でも行きが普通の車両。
「・・・・・」
このコロナ真っ盛りに普通車両に乗れと?混み合い辛いグリーンにしてよ。グリーン車両なんて別にいくらも変わらないのに。
前に、これ抗議したのに。
やっぱり僕はなめられてる?
以前普通車両を取られて僕がクライアントに文句言った時は会社規定で同行者が普通車両にしか乗れないため、僕だけ別に指定席にすると同行者と離れ離れになるから、という理由で、だったら、仕事の話するし、一緒がいいから普通の車両でいいや、と伝えたのです。だから今回もきっとそのパターンかな、一緒に静岡に行く担当者がいるから、と思っていたのですが。
東京駅に向かってたらラインでその担当者から、今日は行きも帰りも自分は同行しないので、現地集合、現地解散になります、と連絡が。
ん ? 同行しないのに、なんで普通車両?
別に私贅沢だから私グリーン車乗せてください、っていうわけではないんです。
ただし、僕は実際グリーン以外は乗りません。なぜか?特にこのコロナ時期、少しでも混み合うリスクは避けたい。だから数千円高くなれど、元々ほぼ混み合わないグリーン指定で「できればできるだけ他の乗客の方と席を離してください」と伝えて、前後左右に人がいないようにして乗るようにしています。仕事でどうしても移動の際は、極力人の密を神経質やな、というくらい必死で避けています。
なぜか?
僕にもしコロナ感染があると、例えばqvcの生放送などでは、オンエアできないともうクライアント各方面にそれはそれはえらい損害を与えることになるからです。TSVとかキャンセルとかになったらもうアウトです。
だからお客様のご想像以上に僕は普段、神経質なくらいコロナ対策は考えます。対策してます。多少の出費になろうと気にせず、できるだけリスクを避けるようにしています。
そんな中で、普通車両というのは実に腹が立ちました。一つの会社が、そんな差額数千円ケチりたいの????って言うか、たかだか数千円の差額をケチって会社が何得するの?付き合いの中、他と不信感しか生まれないと思う。
またそれが僕に対する扱いなんだ、というのが許せないと思いました。この時期に普通車両に乗せるつもりなんて。その程度のゲストかよ。
前にも新幹線の件は一度、抗議したのに、またやられた。やっぱりなめられているんだと痛感。もっと言えば、そもそも全然別の件だけど僕に数年前、qvcに生放送で伺う際「ジェイさん、タクシーじゃなくて、地下鉄と電車使ってください。タクシー使わないでください」と言って来た会社。それを聞いた僕のマネージメント側が激怒して「そもそも本人は普段、地下鉄乗るような生活はしてませんが。大事なオンエアの際なぜ本人、オンエア衣装持って満員電車に乗らないといけないのか?どうかしてる」とブチギレたこともあるわけで。はい、その当時住んでたロケーションからどう考えても満員電車、でした。(引っ越す前もずっとqvcの時だけはいつも遠慮して僕は電車を使っていたのだけど、やっぱりトラブルが多かったり、オンエア時間が朝になると満員電車でグッチゃぐっちゃになって大変だったけどそれも我慢してずっと乗っていた。だって、二言目にはqvcでは儲からないから、と言われたから経費でないんね、と電車利用で協力してるつもりだった僕。ずっと我慢してた)そんなこともあったんです。僕は普段、地上波や出版社、クライアントさんたちからは仕事の際「ジェイさん、タクシー使ってください」とは言われて来ましたが、「ジェイさん、タクシー使わないで地下鉄使ってください」と言われたのは後にも先にもそれだけです。その時から僕のマネージメントサイドは、僕がqvcで貢献してるのにも関わらず僕が全然大事にされていないと感じ、そのクライアントへの警戒心を強めました。
今日も、でももうタクシーで東京駅に着いたので、自腹でもいいからグリーン車両に変更しようと窓口へ。でも「購入の際、現金でお支払いのため、変更の差額も現金のみになります」と窓口で伝えられました。
僕、キャッシュレスで現金なんて持ち歩いてません。全部カードです。現金はない。
困った。
さっきのラインで担当者が帰りも現地解散なので、自分はそのまま別の打ち合わせがあるので、駅に行ってご自分で自由席指定を指定席に変更ください、ということは伝えらえれていたわけですから、現金を持たない僕は帰りはまさかのそのまま自由席。
このコロナ状況で、普通車両に乗れって?嫌だと前に抗議もしたよね?2回目、やるんだ?
静かに切れたんです僕。
でももう怒るのもやめよう。くだらない。たかだか数千円でなんでコロナリスク負うんよ?なんで数千円でこんなに気分悪い思いさせられとるんよ。情けないったらありゃしない。
僕はラインで担当者に「チケットの問題のため今日の出張はいけません」と送り、僕は帰ることに。
すぐ担当者から電話が来たけど「腹がたつので帰ります」と伝えて切りました。
腹が立ったんです。周りはいつも僕に「なめられてるんだよ、その会社に」というのですが僕は「そんなことないよー」って言っていたのですが人が言う言葉よりその人の行動を見ろ、という父親の言葉通り、その会社の僕に対する扱いは雑。客観的な目が正しい。
コロナでも、僕を普通の車両に乗せてしまえというわけですから。
ああ、周りは正しかった。僕はなめられてる。
そう考えるとすごく腹が立ちました。
でもすぐ別のクライアント、工場の方から連絡がきて、どうしても今日は来て欲しいと言うことで。
「行かないです。僕が行くと、僕が本当に怒ってることが伝わらないから。またなめられるだけ。」
そう伝えたのですが「その気持ちはわかるけど、もうみんな揃ってるし、新幹線は自分たちが何とかするから乗って欲しい」と言われました
うーん。全く関係のないクライアントを巻き込んでこんなに困らせるのはどうよ?と思ったので僕はチケットを新しいものをカードで買って、静岡に向かうことに。クライアントに渡された往復のチケットは、使わないのでお返しするため払い戻しに。その金額は往復分で数千円。
「・・・・・」
やっぱりこんなに安いチケットだったんだ。
そのお金は駅備え付けの切符入れの封筒に入れて、静岡に先に着いてた担当者にそのまま返してしまいました。
出張自体は素晴らしくて、やっぱり行ってよかった、と言うオチなのですが。
僕の気持ちのモヤモヤは全く収まらず。
ブログを書きながら気持ちの整理。
グリーン車じゃなかったからって贅沢ねジェイさんとか言わないでください。
僕はコロナリスクを避けるためなら数千円など惜しみませんし、完璧な対策なんて無理でも、でも、できる限りベターな方法をとるだけです。経験上、グリーンが普通車両より混み合うことはないですし、実際今日もそうでした。
また自分がこの状況下で普通の車両に乗れよ、とされたその扱いが許せないと思っています。僕はそもそもこの仕事を始めた20代の頃から、生意気だろうが何だろうが、普通車両に乗るような男ではありません。普通な男が開発する商品に、大きな魅力が宿るとは到底、思えないからです。別にグリーン車に乗る人普通じゃないと言うのは全然ないのですが僕が言ってるのは姿勢の問題。例えばちゃんと売れてる芸能人だったら周囲とのトラブルを避けるためにも普通車に乗り込まない。安全や時間、空間を買える人は買って経済を回せばいい。僕は仕事で人に新しい衣食住を提案する人間として、自分自身の衣食住、暮らし方生き方、に関してはことさら厳しくしてきました。丁寧な暮らしを自らがせぬものが丁寧な暮らしを提案できるはずがなかろう。また簡単に言えば、いいものを知ってるものだけが作り出すいいものがあると言うことを散々、見て来たからです。そうゆういいもの、がまわっているステージを知らないと、仕事でいいものを手配できないと言う現実もございます。僕の暮らしの質は絶対に落とさない、落とせないのです。確実に僕のクリエーション、僕の商品に響くから。ちゃんとした暮らしをしてない人間に、ちゃんとした商品が作れるわけがないのです。
何よりコロナのこの時期です。ショーを楽しみにしてくださってるお客様もいることは重々、わかっていますし、僕に何かあった際に各方面に与える大きな損害を重々、わかっているので。
ジェイさん普通の車両でいいでしょ?そんな扱いは本当いらない。
僕の怒りは収まらず。どうせ僕が怒ったところで僕はすぐ許してしまう男なので、きっと1ミリも響かないし。
でもね、人を許すことができない人間になるよりはよくない?とか思ってしまうわけで。
こんなんだからなめられるよね。それな。
写真はインジュブの博士のところが手配してくれた今日のランチ。
嫌な時はな、美味しいもん食べるんよ。
腹に力入るで。
