京都出張から戻りました。
アシスタントがめちゃくちゃ喜んだ出張となり、まあ、連れて行った甲斐がありました。でも家に戻ったらアシスタントのせいで戸棚の角に僕が前頭部をぶつけ、流血アンド毛根死んでその部分だけハゲ決定(一番嫌な剃り込み部分)
もう悲しすぎ。せっかく生えて来たのに、医者様曰く、傷が深いので完全に毛根は死んでるから今後その怪我した部分からは生えてこないって。
涙やわ。 今のところその他の毛で隠れてるからぱっと見はわからないけど、髪をあげるとハゲ。切ない。でも、もう起こってしまったこと。ハゲくらい他の魅力で補ったるわ!!!!
皆様もお気をつけくださいませ。
出張中は美味しいものをたくさん食べました。勉強になるものばかりで。アシスタントは感激して「帰ったらこれ作ってください」というものばかり。たくさん食べたいと。
確かにね。サラダとか、スープの中に入って出て来て、一瞬ギョッとしました。なぜギョッとしたかというと、レタス刻むのこれ、めっちゃしんどいやろ、と思ったから。板長が「そうなんです。若いのにやらせてるんですけど、必死でやってます。切っても切ってもレタスじゃかさが出ませんねん」と。せやろな。めっちゃ美しい繊細な切り方で日本料理の真髄って感じ。
これなこれ。
今回はqvcのテレビコマーシャル用の写真をいくつか欲しいと言われて、その撮影に京都へ。
ミザエルのTSVのコマーシャルで使うVTRにはめ込む感じで見せる写真で、コマーシャル自体は先日、収録は終わっています。
ホテルの敷地はなんと8000坪。でも部屋室はわずか26室のみ。コロナ中の密を避けるため、また撮影に向いた背景であること、またアシスタントが泊まってみたい泊まってみたいとうるさいため今回は京都駅からタクシーで30分ほどかかるこちらに。
広いため、ホテル内の散歩は1時間以上かかり、結構本気の散歩。ケツトレやな、と思いながら撮影なので、仕方なく革靴で。めちゃ靴が痛むし、足も痛い。
頑張ってる僕にむかってアシスタントは「なんかそのシャツ、ストリッパーみたい」
って。
・・・・・・。
紫外線嫌がってる僕の写真を撮るんだから、いつも通り黒シャツやなと思ったけど、普段着の洗いざらした黒シャツは一応コマーシャルで使用の写真なんだしどうよ?と思ったから新しく買ったシャツやのに。
ストリッパーて何よ。
次の日はすごく晴れ。朝からお散歩。
ああ、でもほんとオゾンたっぷりで空気がいい。ここは何度も訪れたいホテルやな。
このホテルの道の石はどれも大きくて、今では絶対に手に入らないような大きな石ばかり。日本料理のレストランのカウンターはまさかの一枚板で、ものすごく長い。つまりもう輸入すら許されていない大きさの板。僕は一目惚れ。一体どうやって手に入れたの?と思って聞いたらやっぱり、アフリカからまだこの大きさが許可された数十年前に取り寄せたもので、このホテルのオープンの時のためにずっとずっと保管されていたものだとか。数十年越しのプロジェクトだったということ。このホテルの広大な敷地はなんと元々は西陣織の名家、個人の所有する土地だったそう。ホテルオーナーとの長年にわたる交渉の末、去年いよいよオープンにこぎつけたのだそう。部屋も自然と調和するようにゆったりと作られていて、素敵でした。
撮影旅行とはいえ、つかの間のリフレッシュ。
仕事のメールの返事、何もあえてしなかった僕。
このホテルには温泉も付いていたので、僕は本当にリフレッシュできました。
何より付いてきたアシスタントがもう終始ウキウキ。
こんな経験できて幸せ幸せ、あーよきよき、と連呼してました。
久しぶりの京都。またぜひ訪れたい、古の都。
京都の皆さん、ありがとうございました。