ミザエルが、旅に出ます。

あと二十四日。

ミザエルが、いよいよ再び冒険の旅に出ます。ちょうどミザエルのTSVがある直前に、ミザエルはフランスから旅立ちます。マウンテンバイクで、大陸を横断し、海を越えて日本にいる僕に会いにきます。数年間、かかるでしょう。ホテルなどには一切、宿泊しないため、野宿ですから時に路上で眠り、自然の中で眠り、少しづつ彼は自力で、僕の元までやってくるそうです。

暑さや寒さ、自然との戦いでもあるし、ヨーロッパ大陸はもちろん、日本に着くためにはロシア大陸中国大陸も自転車で越えなければいけません。治安がいいわけではないので、道中は人との戦いにもなるでしょう。またコロナウイルスとの戦いにもなる。

食料は、前回の南アメリカから徒歩だけで横断時と同様に自給自足。川にはカニが、山には果物があるそうで。前回、川にはカニだけじゃなくワニがいて食われそうになった彼ですが。

一日100円もいらない人なので、彼ならなんとか乗り切ることでしょう。

結婚しておいてなんですが、彼と僕は正反対の人間です。彼はアウトドア、僕はインドア。彼は生きるのにお金を必要としない人。僕は息するだけでお金がかかる人。結婚した当時は彼が19歳だったと言うこともあり、世代のギャップにもお互い驚きましたが、かれこれ4年以上の年月が経ち、彼は23歳になりました。男としての彼の成長は目覚ましく、19歳の子供だった頃の面影はなく、日増しに男、になっているミザエルを見てると、やっぱ僕の目は正しかったなうんうんと言う感じ。結婚を決めたのは、彼が30代になったらめちゃいい男になってるだろうな、と思ったから。19歳の頃は単なるイケメンで体がいい、と言うだけだったけど、どんどん男の深みを出してくるだろうと僕は感じたのです。その通りやったわ。さすがJ.ノリツグ パベル ホルスト 29歳。

今回の旅行にあたり「新しい世界を、そして自分を発見したい」と言う彼。

見つけておいで。触れておいで。感じておいで。

君が決めたことだから、僕は何も言わずに応援してあげる。

彼は自分のことを、強い旦那さんだと主張するので、それもはいはいと流してあげてる僕。

愛しているからこそ、彼の行動に制限をかけたくないのです。彼のご両親にとっては、危険すぎる冒険の旅、なぜ止めない?と思われても。止めないのは、彼を信じてるからさ。

今回の旅は、何年かかるかも検討もつかないけど、僕は日本とフランスを行き来しながら、待っていてあげる。僕のいる日本に、海を越えて無事にたどり着きなさい。

やりたいことをやらないで、できない理由を探して並べてる男より、やりたいことを実際にやる男が好きです。

人生は一度きり。

人に意地悪をしないで、自分自身を使い切って生きるのみ。

思いっきり楽しめ、ミザエル。

彼が19歳の時に、背中に入れたタトゥーの下書きです。この位置に、この僕の手書きの文字で、僕の名前と文字を背中に刻みました。

離れていても、僕はいつも彼と共にいることになると、彼は僕の名前を自分の体に刻みました。

タトゥーは一生消えないものなので、よく考えてと言いましたが彼は聞かず。背中に刻みました。

でも今思えば、彼が正しかったのです。一生消えなくて良いものだったから。

UVのミザエルはいよいよ7月の25日、TSVで登場します。

3本セット、と共に待望の6本セット、も登場します。TSVらしく共に破格での登場です。

このショーをミザエルは見ることはできないのですが。皆様の元にたくさんのミザエルが届くように頑張ります。

Leave a Reply