ミセス 休刊 なんやね。

ミセス、という雑誌が休刊するそうですね。

これは残念。

僕の子供の頃の愛読書は、ミセスと婦人画報でした。

冗談じゃなくてマジ、リアルに。昔デビューした当時のインタビューでも答えた記憶があるけど。僕の子供の頃からの愛読書はミセスと家庭画報。母親が毎月定期購読してくれていたので、月一で届くのをとても楽しみにしていました僕は小学生だったけど。食い入るように器や料理、旅館や洋服を何度も何度も「これはどうしてこんなに人を惹きつけるのだろう。これ食べてみたい、ここ行きたい」とそれこそ穴があくほどなんどもその分厚い雑誌を読み返していました。全ページに「品」が溢れているような雑誌でした。器は母親が毎月、行きつけの器屋さんに連れて行ってくれて。たくさん並ぶ器の中で、僕は時間を忘れて過ごしてた記憶が。小学生から衣食住にめっちゃこだわる変な子でしたが、母親は僕が興味があるとわかっていたので、その雑誌を定期購読し、いいものにできるだけ触れるように、見るように、また食べるものは絶対国産のもので、添加物系は徹底的に避けられました。コーラとか絶対飲ませてもらえない家庭でした。おやつは手作りの干した芋とか。素朴というか、今思えばえらい贅沢。母親が頑張ってくれた全てが、見事に今の仕事に生かされているので、母親ってやはりすごいと思います。

雑誌の話に戻ると、どちらも今でも素晴らしい雑誌なので、ミセスが休刊になるのは、正直とても驚きました。

なんでだろう、いい雑誌、は休刊になるんですね。

過去にヴァンテーヌ、というすごくいい雑誌がありました。婦人画報社さんだったと思います。一度だけ、ヴァンテーヌの仕事をさせていただいたことがありましたが、仕事が来た時にとても嬉しかった記憶が。担当の編集者さんも素敵な方でした。

その雑誌も、もう随分と前に休刊されています。当時、休刊の連絡をその編集者さんからいただいた時「えええええ????」という驚きが。

ヴァンテーヌは読むところたっぷりでまた提案する服やインテリアのセンスもとてもよくて、いつも感心してたのですが。

今度はミセス、なのか。そもそも僕はもう雑誌のお仕事は一切受けていないため(すいません、他の仕事も新規は受け付けてないと言われていますが)また、一度もお仕事をいただいたことはないのですが、子供の頃からの愛読書だったため本当に残念。

年々、ページ数が薄くなって来たなぁ、と感じることはありましたが。

休刊か。

紙媒体は、もう廃れるしかないと言われますが、残念な話。やっぱり紙の良さってあるので。デジタルで読むってほんと僕は馴染めない。

ミセス、お疲れ様でした。またぜひいつか、復活して来てほしい雑誌です。

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