
パベルが亡くなった時、僕は仕事をやめようと思いました。
自分のせいだと自分を責めることでいっぱいいっぱいになっていた僕。
でも僕の成功や幸せはそのまま彼の成功や幸せになるということが、パベルのお母さんと話をしてる時にはっきりとわかりました。
よし生きようと、心に決めて僕は前を向きました。
プラハの川辺で座り込んで、優しい夕日を浴びながら語り合った僕の友達パベル。僕がプラハに戻るたびおかえりと迎えてくれたパベル。たくさん笑って、食べで、喋って。たくさんたくさん思い出を紡いで。
当たり前にこれからもずっといつでも会えると思っていた。
前を向いてみたものの、心には決めたけど。
やっぱり君にはもう会えなくて。
自分をせめてももう虚しくて。
だから最近は、kami高麗を飲んでくださってるお客様の口コミを読んで、僕はパベルに報告したりしています。
一緒に読んでいる感覚でしょうか。
誰かのお役に立ってるぞってことに多分僕は、救いを求めているような気がします。
せめてもの罪滅ぼしのような感覚でしょうか。ていうか罪が滅ぼせるならなんでもやりたい。滅ぼしたら神様はパベルを返してくれるのかな。
ぶっちゃけ仕事を一度やめようと思った僕に怖いものなんてないんです。業界の常識やしがらみも一切、僕には通用しない。だから僕は暴れてるんです。
僕の怒りや悲しみはパベルの心を通してその冷たさが温かさに変わり、僕の心をかける、という魔法と共に商品力という大きな力に変わりお客様の元へ。
パベルと僕のkami高麗は、僕の人生を大きく変えました。
前を向いて僕は必死で生きようとしています。