足を骨折してから、スニーカーしか履けてません。
スニーカーのかかとを踏んで、なんとか。
もともとスニーカーがあまり好きではないので、そんな持ってないし、ですが、これも気分転換だと思って、いそいそとスニーカーを履いてます。
ギャクかよ、って遊びココロと今時感が好きなこの派手なスニーカー。最初見たとき、悪趣味やわー、誰が履くねん、誰が買うねん、って思ったのですが、お?誰も履かない?じゃ、僕じゃね?(ことごとくアマノジャク)
ってことでこの悪趣味なスニーカーはうちへとやってきました。
見れば見るほどギャクにしか見えないこの靴。悪趣味かわいいやん。コロナめ期間中せめて靴くらい思い切り弾けていかないとねー。
qvcのフロアスタッフの男の子たちはみんな若いから、今時のスニーカーを履いていてすごくそれが可愛いんです。それでいつも「可愛いねスニーカー」とか言って話が弾んでるのですが、それに影響されて僕もスニーカーを履こうとはきだしました。でもなんせ若い子と同じスニーカーを履こうってのがもはや無理があるんですね。それも学びました。
とはいえその時買ったその黒のスポーツメーカーのスニーカー、しばし眠ってたので処分しようと思っていた矢先、骨折した足で今大活躍してますけどぷぷ。
ほんとあっという間に世間はスニーカーに呑まれてしまいました。ダッドスニーカーって、昔のお父さんが履いていたようなごついブサイスニーカーが「オサレ」な時代になるなんて。
でも、アシスタントたちと暮らし始めて、僕は流行を「馬鹿馬鹿しい」って横目で見るんじゃなくて「なになに楽しそう僕も混ぜてー」という感じでできるだけ前のめりな姿勢で付き合うようにしてるんです。
若い子の「かわいい」は僕たちの時代の「かわいい」とは明らかに違うんです。
商品開発を手がける人間としても今の人が何を求めてるのか、何を「かっこいい」としてるのか、すごく興味があるんです。
流行なんて、追いかけないくだらない。
それもありです。ただ、生きた化石、にはならないようにやっぱり時々、刺激と変化は必要だと僕は思います。この前のJ.avec toiの夜11時のマスクのオンエアの衣装も、今まで絶対に着なかったオーバーサイズかつパフパフした王子かよシャツにシルクのタイで出演してみました。僕は着慣れないこともあり、完全に失敗したと思ったけど、若いアシスタントたちはオンエアを見ていて「シンプルでオサレ!」と好評でした。へーって感じ。
ロングセラーは、実は細部をアップデートしてるんです。ずっと前から売っている、と思ってる有名なメーカーの看板お菓子も、数十年に一度、そのレシピを微調整して変えているように。
変わらないのは素敵ですが、変わることも、必要なんです。
夏だし、ヨーロッパ帰れないし骨折してるしコロナだし。
それでも僕はこの夏精一杯楽しむぞ!
どんな夏の思い出が、できるかなぁ。