引越しで、処分を決めた古いパソコンから、15年くらい前に僕と弟のピーターと一緒に作った曲のデモ発見。
当時早稲田の留学生だったピーターの大学の寮で、二人で作詞作曲をして、その部屋で録音したので、音質もよくないデモテープですが、思い出がいっぱい。
この曲は2作目の作品で、タイトルが「in rain」
10代の男の子が将来の不安に悩んでる心境を歌ったもので、ピーターがコードを作って、僕がメロディをのせ、それに歌詞を乗せて完成させた二人のオリジナル曲です。
当時大学生だったピーターが音楽をやりたいと言ったので、経験あった僕と一緒にやろうということになり。練習を兼ねてやっていました。
ピーターは卒業後、アメリカに事情があり戻ってしまいましたが。それは今も残念。
in rain.
この曲は実際、僕が10代の頃思っていたことをそのまま歌詞にのせた曲です。僕の思春期は雨ばかりでした。
大人の言うことを全く信じられず、言うことを聞くことも嫌。将来どうしようかなと子供心に悩んでも周りからは「大学に行かないとろくな仕事ができないから大学は行け」と言われ。結局僕は「高卒なめんなよ」笑笑
息がつまるような中で将来の不安になぜか怒りすら覚え「このままじゃ生きられない」と悩み苛立ち。雨の中を走り抜ける列車のように周り気にせず出口を目指して突き進む自分をと曲にしました。その気持ちはまさに10代真っ只中だったピーターも同じように将来に悩んでいたのでしょう。別々に書いた歌詞が全く違和感なく混じり合いました。
コロナで自宅こもってる中、加工もエフェクトもしてないデモなのでぶっちゃけクオリティはいまいちヴォーカルもまだ歌い込んでない感がバレバレですが、このデモテープをアップしてしまおうと思います。ボーカルテクニックとかあまり使わず、ピッチも気にせずに歌ってるので、あんまりその辺の完成度は期待しないで聞いてください。
音楽は、どんな時も大事。音楽は芸術の一つ。
若き日の僕たちのアートをしばし楽しんでください。