パリのオサレ

何か明るい話題にしようと思って、パリのオサレ、についてにします。

いつも書いてますが、パリでシャネルやディオールを着てるのはほぼ、中国の観光客です。パリの女性はそんなの40代50代になってから裕福な人はやっと着てる感じでしょうか。お金持ちの住むエリアで。

パリジェンヌ、たちはお金を持っていません。日々の暮らしで精一杯。ザラやマンゴーで買い物してるのが現実。ザラなどは日本に入った途端高くなりますが、ヨーロッパではもっと安い。安いからみんな買う感じ。高級ブランドのランウェイが終わったらすぐそれに似たものが一気に店頭に並ぶのですから。ブランド品は買えないけどおしゃれしたい、と言う若い子には人気です。コレクションするわけじゃなし、とにかく買ったら着倒す感じ。

パリジェンヌが個性的なオサレをしてる、と雑誌に取り上げられてますが、あれは作り上げられた世界であって、リアルではありません。高級ブランド着こなしてバーキン持ってロレックスつけた人が街角でたくさんいるわけがないのですからそもそも。危なすぎて。

いつだかパリのホテル前で、日本の観光客男性が高級腕時計をつけていてその時計を強奪されたことが日本でも話題になっていましたが、警察の調べで結局それは偽物の時計だったとかなんとか。結果、パリでは見栄っ張りの愚か者、と言うふうに笑われていましたが、僕はむしろ偽物でよかった、と思いました。あと、ご本人が無事で本当によかった。国が違えば、あっさり殺されてから奪われますから。偽物の時計で殺されたらシャレにならないです。ちなみに例え本物だったとしても「愚か者」とは言われるのです。そんな時計をパリでつけてる方が悪いのですから、と。

だからパリでリアルに街角スナップ、やっても、ザラとマンゴーの宣伝のようになるだけだと思います。みんな、ザラかマンゴー、以上、と言う感じだから。

それでもとてもオサレに見えるのはやっぱり髪の色とか、背丈の違いとか、街角の雰囲気とか。パリはどこで写真撮っても絵になるのですから。

だからパリジャンがオサレ、って言うと、オサレなのは日本人女性の方がはるかにオサレだと言われます。

パリのオサレ事情の違いは、やっぱり洋服の数はおそらく日本人女性よりも少ないと思います。だって、パリのアパートってそもそもクローゼットがどこもとても小さい(か、もしくはない)んです。結構いいアパート借りてもそんな感じ。

そこに入る分だけなので、そりゃそんなに持てないわなと言う感じ。また、毎日同じ服が普通なので、とても着慣れていて、こなれてる。そこが違いだと思います。同じ服を毎日着るなんて恥ずかしいかのように、1ヶ月コーディネート、なんて特集をしてる女性誌が多い日本とは感覚も違います。気持ちはわかりますが、無理にコーディネート1ヶ月分考える必要などないと思います。

自分が素敵に見える服を、毎日だろうが何度も何度も着ます。それが普通。誰も、あ、この前の服と同じ、とか全く思いませんから。とにかく着て着て、着こなしてる。着慣れてる。

僕はその何度も何度も繰り返し着るのが好きです。着込んでいくうちに、その服のバランスの取り方や着こなし方がさらに上手くなったりして。その1枚と徹底的に付き合うって大事だと思うので。

パリの女性がストールをくるくるっと無造作に巻いて、髪をさっと束ねて早歩きで通り過ぎてくのを見ると美しいです。着慣れてる、と言うか。それが素敵です。

もったいない、とクローゼットにしまいこまずに、どんどん素敵な洋服は着て欲しいと僕は思います。洋服は着る、のではなく「着こなす」ことだと思います。袖をまくった方がバランスいいな、とか、インナーは出した方がいいとか。着こなしてゆく。

どんな素敵な服もいずれ流行が変わったり体型が変わったりして着れなくなりますから。

しまい込むなんてもったいない。コロナが収まったら、またオサレができますように。いらない服は処分して、もったいないとしまい込んだ洋服は、前に。ぜひ着ましょう。

素敵に着こなしてみてくださいね。

ちなみに、パリと言えばパリコレ。本物のパリコレモデル(広告用とかではなく、ランウェイを歩けるモデルさんでパリコレに実力で出られる希少な存在)って日本にいらっしゃるんです。イロモノ枠とかじゃない、本物のパリコレモデル、と言う意味です。本物のパリコレモデル、日本にはたった一人です。素晴らしいモデルさんがいらっしゃいます。

冨永愛さん。

別格。彼女こそまさにパリコレモデル、と言っていい人。ファッションジャーナリストたち曰く、あとは自称パリコレモデルってほんとやめて恥ずかしいって感じだそうで。確かにパリに住んでるとわかるのですが、間違っても彼女以外で誰かが「私パリコレモデルです」なんて絶対通用しませんから、と言うのもわかります。イロモノ枠だと、パリコレにその枠で参加される場合もあるのですが、間違ってもパリコレモデル、とは認められてはいません。話題を集めるためだったり、単純に人種差別にならないようにアジア人モデルを必要とした時代もあるそうで。ファッションの世界はとても厳しく自称パリコレモデルは通用しないんだそうです。通常のオーディションを受けて実力で何度も繰り返し呼ばれてこそ、パリコレモデル。そうゆう美学もあるようで。

うん、確かに。冨永愛さんは本当にすごいと思います。

僕も2011年だか、明治神宮で開催されたアジア アカデミー賞ショートショートフィルムフェスティバルの打ち上げパーティー会場で実際彼女をお見かけしたことがあるのですが。

別格なのはすぐにわかります。パリコレモデルと呼ぶにふさわしい。そして美しい。

僕はパリコレで彼女が常にご活躍されてること、本当にワクワクしながら密かに応援しています。素敵でーす。パチパチパチパチ。特に強烈な印象が残ってるのは2010年頃のシャネルの氷か何かをテーマにしたようなコレクションのランウェイを金髪で歩いてらした時も素晴らしいウォーキングで感動。本当に素晴らしかった。富永さん大好きー。

ちなみにパリコレの期間中、ショーが終わった後のブランド打ち上げパーティーが至る所で開催されるんです。名だたるブランドのパーティーでクラブに参加モデルやジャーナリストたちが参加して盛り上がるのですが。僕もいくつか伺ったことが。華やかでメチャ楽しい!これを味わいたくて楽しみにしてるジャーナリストも多いんだろうなと言う感じ。僕はパーティーは苦手なので、そんなに行かないのですが、時々強制連行されるので。その時は弾けます。秘密の情報ですが、このパーティーはショーと違い、インビテーション(招待状)がありません。またよくあるブランドパーティーみたいに公式ばった感じのパーティーでもないので(見た目ほんと非公式、と言う感じで)中に入れるのはその会場の場所を知ってる人のみ、なんです。つまり関係者しかそもそもそのパーティーの場所を知らない。僕は友達がショーに参加するモデルだったり、ブランドの関係者だったりするので僕がパリにいる際にパリコレ開催だったら、一緒に連行されてる感じ。日本ではブランドパーティー系には一切ほぼ参加しない僕ですが(参加すること自体、安っぽいからです。ギャラが発生する形で呼ばれるのは別ですが、そうでなければ自らの露出を増やすが為に必死で参加する芸能人じゃあるまいし、と言う僕なりのポリシーです)パリでは別。様々な国のモデルの子達とワイワイ盛り上がって楽しかった。パリの夜は、その時ばかりは華やかですよー。その頃は僕も金髪だったわーって、 歴史感じますね。

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明るいファッションのニュースが、世界中に再び早く届きますようにー。

1日も早く、安心して普通に外歩き回れますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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