顔が首よりも黒い。
先日ブログの内容を見て、知り合いの方から「まさに私」と連絡が。
素肌で、首より顔だけ赤黒い、ってどいうゆうこと??とずっと悩んでいたそうで。お友達も同じように悩んでると。美白化粧品でどれだけ頑張ってきたことか、だそうですが。
化粧やけってどうゆうことですか?という質問です。
化粧やけってあくまで簡単な言い方であって、実際にはもう少し複雑なのですが。
早い話、化粧品の化学成分の害を受けて肌が炎症を起こしてる、のかもです。
別に化粧品のオイルが酸化してやけた、とかただそうゆう問題でもありません。大抵いろんな要素が重なって起きる現象だそうです。くすみじゃないんです。
いずれにしてもほぼ間違いなく原因はスキンケアにあると言っていいと僕は思います。化粧品です。
言っときますけど、間違ってもメイクが落ちきれずに残るから顔がくすんで黒くなる、だからクレンジングをしっかりと、とかいうトンチンカンなネット系アドバイスは絶対に信じないでください。大間違いです。逆にそのしっかりクレンジングが炎症を起こしてる方ですから。
メイクが落ちきれずに顔が黒くなるなんざありえません。そんなもん多少残っても角質が剥がれ落ちる際に落ちてしまいます。それが原因で色素沈着だの何だのって「入れ墨かよ」
クレンジングを売りたい化粧品会社に乗せられないでください。年齢による肌のくすみではなく、肌の炎症かもしれません。
オンエアでもお伝えしてますが、トラブルが起きた際、化粧品を変えるとか化粧品を足すとかじゃなくて「やめること」が1000倍大事です。化粧品はお薬では絶対にありません。
ここでいう化粧品は特に基礎化粧品のことです。メイクは基本肌に乗っかるだけですから、バリアゾーンがしっかり機能していればそれほどの破壊力は持っていません。注意が必要なファンデーションでない限り。普通のファンデなら、健康な肌の方が使うにはそれほど問題ではありません。それよりもファンデを落とす時のクレンジング、が本当に問題。市場にはいいファンデもすでに存在しているはずですから。
ちなみに僕がオススメしないファンデーションというのは一概に言えませんが、美容成分いっぱい系でしょうか。もともと浸透しては絶対にいけないのがメイク用品なのですが、その絶対浸透するなよ、のファンデーションが肌に浸透してしまうような美容成分(実際は肌には異物)だったとしたら肌への負担はとんでもないことになります。その美容成分とともに、その他の化学成分ももれなく同時に浸透してしまいますから。美容成分だけ浸透させるなんてそもそも不可能ですからね。一般の方はそこになかなか気がつかないのですが、化粧品を開発してる人間なら誰でも知ってます。ファンデーションやメイク用品は間違っても肌に浸透させてはいけません。もちろん、美容成分いっぱい系が全部ダメ、って言うわけじゃないのですが、あくまで全体的に見て、の話です。工夫してるメーカーさんもあるでしょうから、それは誤解なく。また、バリアゾーンがもともと強い、丈夫な肌質の方(実際いらっしゃいます)がその手のファンデーションを使うことに全く問題はないのです。ファンデを色々試したり、それを選ぶ楽しみも女性にはありますからね。
ただ、事実として人によっては基礎化粧品やメイクの負担が結果として徐々に角質層の炎症を起こして、赤黒く見える、つまり首や体よりもなぜか顔が黒い、という女性にとってはとても嫌な現象が起こる場合があるわけです。
でもファンデは女性にとって絶対必要なものですからね、難しいところです。ジェイトワからはどんだけ待ってもファンデは発売しません。できないんです、僕が使わないから。僕が使わないものを僕が開発できるわけがないのですごめんなさい。また流行が早すぎてすぐにリニューアル、やバージョンアップ、が求められるため、そんなのジェイトワでは無理です。すでに出す時に限界まで作り込んでるはずですから。だから僕には無理。ここは良識ある他社様が肌に浸透させないことを前提に素晴らしいファンデを開発されることを僕も期待しています。
僕が作るなら肌負担少なくかつファンデは肌を紫外線から守り、肌を長時間とにかく美しく魅せること、が本来の目的であって、ファンデはそもそも美容成分を浸透させるものではありません。肌に浸透させないことがファンデには大切なのです。
今、おこもり美容が取り上げられていますが、いいチャンスです。クレンジングしないから。ポイントメイクだけでファンデ塗らない人が多いから。肌を回復させるチャンスです。
洗浄剤入りのクレンジングを使わないということは肌には最高の、最高の贈り物、最高のスキンケアのスタートになります。
これ以上のスキンケアがあるだろうか、というほど、界面活性剤入りのクレンジングを使わない、ことは素晴らしいことなのです。逆に言えば、肌を壊してるのはその界面活性剤です、という言い方もできます。
オンエアでは間違ってもそんなことは言えませんが、ブログでは問題ないです。あくまで僕の意見、です。また、皮膚科医で「化粧品が開発されればされるほど比例して患者の数が増えている」とはっきり言う先生もいらっしゃいます。
確かにデーターだけを見ると、化粧品市場が広がると同時に年々見事に比例して皮膚科に駆け込む患者さんの人数もふえています。偶然、と言い切れるでしょうか?
肌が首より黒い、で悩んでる方をはじめ、肌のトラブルで悩んでる方は、この機会にクレンジングをやめてみてください。必要な場合は、僕のクレンジング(美容オイルのみ)。そのあとは一切の化粧品をやめてパベルのみ、たっぷりつけて終わり。
クレンジングをやめた肌には、特に美容液だのクリームは全く必要ありません(どちらもほぼ水と界面活性剤です。クリームも8割ほどは水です)
どうしてもクレンジングが必要な方は、J.avec toiのクレンジングで洗って、HSで洗顔し、パベルのみ。どうしても乾燥する、という場合は最初の頃だけオイルを少し、仕上げに数的、手に広げて、その手でそっと顔全体を優しくおさえる感じでオイルをうっすらとパベルの後につけて終了。
本気で化粧品の化学成分や防腐剤を肌から遠ざけてください。
最低でも2週間はかかります。1ヶ月とか平気でかかるでしょう。状態によっては肌のトーンが元に戻るまでもっと数ヶ月、という場合もあるでしょう。
ただ確実に肌の炎症を抑えていくしかないのです。美白するのではなく、炎症を抑えるが先。薬用美白とかは絶対やめてください(理由はさすがに書けませんが)
僕自身は、昔この炎症が何度か日焼け止めで起こった時1ヶ月はかかったのですが、数週間で肌のトーンがみるみる上がってくる感じでした。化粧品開発を今していて、工場のサンプルで肌に炎症が起こった際は(何度もあります)オンエアには間に合うよう、同じように日焼け止めを落とすためのクレンジングはJ.toiのドゥゼムのみ、それにパベルのみ、に切り替えて速やかに戻しています。日焼け止めもつけなくていい素肌の日は、HSで洗顔するか、それすらなしで水のみ、でパベルをたっぷりつけて寝るとみるみるうちに素晴らしい結果を得ています。長年かけて起こした現象、ではない場合はひくのは割と早いと思うのですが。長年かけて黒顔になっている場合は、結構かかるはずです。
いずれにしても炎症が起こってる場合は、医者様曰く、極力化粧品など使うな、というわけです。大正解だと思います。
肌は余計な負担をかけなければ自分で回復する力を十分に持っています。軽い切り傷とか擦り傷ならほっといた方が回復が早い、自然と治っているでしょう?その傷に下手に化粧水やらクリームやら化学成分塗りつけたらそりゃ、回復の妨げになることは容易に想像できるはずです。
何もしないこと。保湿が大事、は事実ですが、保湿したいなら迷わずクレンジングや洗顔料を使った洗顔を完全にやめることです。そうすれば、保湿になります。
保湿成分たっぷりとか言ってる化粧品を信じて塗ることでは絶対に、ありません。信じなくていいですそんなの。化粧品を開発してる人間である僕がはっきり言うのですからここは聞いて欲しいところです。
信じないで。化粧品の美容成分はどんなものであれ肌にとっては単なる異物です。
おこもり美容、は徹底的に化粧品を避けること。これに尽きます。
下手なマッサージや、シャワーを直接顔に当てること、また、ぬるま湯で洗顔も絶対にやめましょう。全部肌には最悪です。
タオルも洗濯用の界面活性剤が残ってるので、ティッシュで軽く抑えて顔をふく、ように徹底することもいいでしょう。もしくは家の洗濯洗剤を極力穏やかなものに変えることもありです。毎日のことですから、大きな違いが出ます。確実に。
間違ったスキンケア、とは大抵化粧品会社がスポンサーである雑誌などで紹介されているものだと思ってください。色々使うことがそもそも「間違い」です。
色々使う楽しさは確かにあるので、J.avec toiでも開発は進めていますが、なかなか納得するものが仕上がらないのが現状です。もう少し時間をください。
今はとにかく、色々使わないこと。
間違ったスキンケアを正すこと。
もともと肌が持ってる回復力を奪わないこと。
まずはここに集中して、新商品を楽しみに待っていてくださいね。
添加物を固めてできるマーガリンではなく本物のバターを使い、添加物まみれの植物性ホイップではなく新鮮で純粋な生クリームを惜しげも無く使って防腐剤もなく菓子職人により丁寧に作られるスイーツは美味しさも格別です。日持ちは全然しないけれど、心も身体も喜びます。
美しいものは、こうでないと。人が食べるものって、こうでないと。本物ってこうじゃないと。
本物って、大事大事。