商品開発をしていて思うこと

最近海外とのサンプルのやりとりができないため、新商品の開発が極めて困難になっています。

そんな中、日本の工場で作られる商品の開発は進んでいます。

僕はどの国で作るか、というよりも通常どの国がその商品にとってベストのクオリティで仕上がるのか、を気にします。商品ごとにフランス製がいいのか、韓国がいいのか、イタリアがいいのか、日本がいいのか、全然違うからです。ただし、この国で製造は絶対にダメ、という基準も実は僕にはあります。僕が行ったこともない国ですが。信用しない人や国とは僕は一切、仕事はしない。単純にそれが基準で、好き嫌いではないのですが。

僕は世界各国をその名の通り飛び回るような生活を送ってきたわけですが、そんな中今、コロナの影響で日本にずっととどまるようになり、自分の商品開発を振り返ったり、今後のことを考えたりしています。それはとてもワクワクするもので、何かと大変な時期だからこそ、それがとても嬉しく思います。

大変だった思い出を、こんな風に振り返ることができるんだなと。その時は産みの苦しみ、というまさにその感覚で怒ったり腹たったり(つまりいつも怒ってる)いやまじかー、というようなことが起こったりどれも大変だったのですが。

お客様の口コミを読ませていただいていて、それらが今、やり遂げてほんとよかったなーと思えるように。

関係者も皆、口コミは全て丁寧にありがたく読ませていただいています。

そういえば関係者も今、リモートワーク、とかやらになって家で仕事してるようで。結構珍しく楽しい長いメール連絡をいただいたりしています。普段は短く要件、だけでも最近のはすごく長い場合が多い。

QVCのクライアントじゃないのですが、僕のqvcでの商品開発の姿勢が見ていて参考になるというメールもいただきました。

彼はqvcを観ていて全てが「ジェイさんらしいなぁ」と思ってるそうです。

結構長いお付き合いですが、最初から僕は「右行け」と言われれば左に、止まってと言われたら進む、ような人だったから、だそうで 笑笑

でも振り返ると、左で正解だった、進んで正解だった、と彼は感じると。

その判断の秘訣を知りたいとずっと付いてきてくれてるそうで。

商品開発においては、秘訣があるならむしろ僕が知りたいわー、という感じなのですが。

多分秘訣、と言えるなら。

お客様の目線で作らないこと。

だと思います。

25年間、いろんな企業とお付き合いさせていただいて、様々なプロジェクトに参加されていただきましたが、僕が一貫してるのはそこです。

どの企業も大抵お客様の立場に立って、とかお客様目線で、と商品開発を進めたがるのですが、それが間違い。だって、それは綺麗事だから。企業である以上、そんなこと言いながら結局は企業は営利目的なのに、そんな「お客様の立場で」とかさももっともなこと言ってるから本音と建前のズレが生じていて、ヒット商品など生まれないんです。

ましてやお客様は、失礼を承知でごめんなさい、基本的に当然、素人様です。素人の目線でものを作って、いいの???というのが僕の素直な意見。だったら僕なんかいらないじゃん、と言います。そうなんです、生意気だったらごめんなさい、でも僕あくまでプロなんです。

大切なお客様、の認識は僕も企業も一致しています。だからこそきちんとした「プロの仕事」を見せないとダメ。大切なお客様、と本気で思うなら、お客様の想像を超えたところの仕事をしないと絶対ダメ。それがプロってもんですけど。

お客様の目線の範囲で商品を作るなんて論外なんです。

それが僕の一貫した姿勢です。

大切なお客様って本当に思うなら、その本気を商品できちんと示すべき。

まあ、こんなもんか、ってレベルの商品を作っておいて大切なお客様へ、なんて宣伝文句はむしろ怒りを覚えます。その大切なお客様に対して失礼なので。え?全然普通じゃん、それでいいの??という感じ。

て、こんな風に20代の頃から僕は言ってきたので、20代の頃は相当「生意気」だと業界で言われました。この歳になってやっとその「生意気な人」の呼び名が「こだわりの強い方」に変わった感じです。

生意気な人って言われて結構。守るべきは自分よりもお客様だと思ったので。結局がそれこそが見事に自分を守ることにも繋がりました。この姿勢は今は亡き僕の父親から徹底的に刷り込まれました。常に人様、のことをまず考える、立派な人でした。えー、我が身よりも人様かよ、究極のお人好しやな、と子供の頃は思ったのですが、父は正しかったのです。

だかこそ、その感謝、はどの商品にも反映させるようにしています。

お客様目線では絶対作らない。でもお客様への感謝は絶対忘れない。

プロとして仕事を全うすること。

秘訣があるとすれば、ただそれだけだと思います。

 

僕にできることって結局どこまでプロとして仕事ができるのか、そこをどう極めて行くのか、だと思うんです。そんなに器用な人間ではないので、色々追究はできないので。

僕が人生を終える時、大切なお客様へ、って商品は残して行けるように。

これからもこのまま頑張ろう。

付いてくるクライアントは大変だろうけどふふ。

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