僕がとても好きな場所はルーブルの外、です。
中はもちろん素晴らしいアートがあるのですが、外の魅力はその何倍も。
建物の歴史と、新しい挑戦と、古さと新しさの加減が絶妙で。
クリスマスは風がすごく強くて。でもパリでは珍しく、すごくいい天気になって。ミザエルとお出かけ。
月末の彼の誕生日には、ルーブルの中に入ろうと決まりました。
彼が19歳の時は、アートなんか全然、興味がなかったのに。「俺も歳かな、最近絵とかが好きで」って。
22歳で歳って言うなよ、って思ったけど、彼曰く、今まで自分が新しい世代だと思ってたけど、今は17、18の子達を理解できないって。またいつも「若い子は」って言ってる自分がいるって。もう新しい世代じゃないと自覚してるって。
おかしいな、僕はこの歳でまだ自分が新しい世代だと思ってるんですけどふふ。
カフェして、美味しいものを食べて。
いい一日でした。
あ、そうだ、ルーブルと言えば。
ルーブルには、広場にパリの中心、おへそがあります。そこに立つと、数々の観光名所のモニュメントが凱旋門までが一気に整列して見えるのです。ピラミッド付近に大きな彫刻があるのですが、それが規則的に立ってなくて、土台がずれているんですね、そこはわざとずらしていて、そこがおへそ、中心だからです。
またルーブルにあるかの有名なモナリザ。仰々しく展示してあるけれど、実は本物ではありません。本物は地下に所蔵されています。誰も普段は見ることができず、みんなが見てるのはよくできた偽物と言うことです。
ルーブルの地下にプランタンがオーブンして、現在ショッピングモールになってるのですが、店員さんたちは皆、中国人などアジア人がほとんど、です。だって、お客が全部そうだから。アジアマネーの強さを物語っていてフランスのブランドがどれだけ中国に依存してるかわかります。ちなみによく言われますが、ヨーロッパでいるアジア人店員さんほど意地悪なものはない、と言うことですが、それはほぼほぼ、僕も「その通り」だと思います。ただし、アジア人店員が全員、と言うわけではなくて、現地で生まれ育った方は全く普通なのですが、問題は、仕事するためにその国にやってきた、と言うパターンです。嫌な店員に当たっても全く、気にしないのが一番。意地悪する彼らに問題があるのであり、旅行者に問題があるわけではありません。なんかねすごく意地悪で、人を小馬鹿にしてかかってくる感じ、と言うのが傍目に見ていてもすごくわかります。あんたの出身もそのアジアなのにね、って僕は思う。
色々聞いてたら、なんかアジアコンプレックスがあるみたい。出身国に対してコンプレックスがあるため、同族を見ると「自分は違う」って言う風に思いたいみたいですね。
めんどくさい。相手にしなくていい感じです。
ルーブルあるあるでした。