ヨーロッパへ

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って、まだ戻ってないのさ。戻りたい願望のタイトルさふふ。

これは今年奇跡的に戻れた際の写真なんだけど。僕は超うれしそう。

僕は何を隠そう隠してないけど歴史が大好き。こんなことなら高校生の時世界史もっと真面目てやっときゃよかったって思う。メソポタミア文明までで限界だったけど。

ヨーロッパは建物が古いのがそのまま残ってるので、ああ、700年前の人々はどんな暮らしをここでしてたんだろうとか考えるとワクワクする。

その土地のものを食べて、その空気を吸って、その光を浴びて、友達とおしゃべりしてると、自分とその土地が一体になったような気分になって、すごく楽しい。

もちろん海外は日本と治安も違うので、仕事のことを考えると、そりゃ気をつけないといけないのだけれど。

この楽しさは、格別なもの。

でも、こうゆう楽しさを、日本でも味わえたらすごくいいなと最近思う。

僕は日本に友達がいないので、仕事仕事に追われるだけで、まともに「普通の暮らし」っていうのがないからたぶん見逃してる楽しさがたくさんあるはず。

昨日、ニキータとエルメス銀座で上映されてるマリアカラス、の映画を見てきて。僕は映像を見ながら、ああ、ヨーロッパ帰りたいなとボー、っと考えながら2時間座ってたのだけど。

その中で印象に残ったのは。世界的オペラ歌手であったマリアカラスが言ったこのセリフ。

「歌っている時のカラスと、普段のマリアは全く別人よ。でもそのコアは一緒なの。別人だけど、同一人物。だから私は、両方の人生を生きてるのよ」

マリアカラスとは規模が全然違うやん、と思いつつ、ふと自分の人生と重なるものが多く。

ああ、わかるわかるー、と思いながら映画に引き込まれ。

彼女は仕事においてはついていたけど、恋愛においてはついてない。

これは僕も同じぃいい、僕もいつも言ってるぅうと思い。

「本当の愛は恐ろしく高くつくのよ。でも私、払えるわ」

と言い切ったマリア。高くつくというのは、犠牲にすることが多い、という意味なんだけど。

その意味が痛いほどわかる。

映画が終わり、ニキータとエルメスを出たら、玄関にミザエルが僕を迎えに来てて。

僕を待って壁に寄りかかって待ってた彼をみて僕の頭をよぎったのはマリアが言ったその言葉。

出迎えてくれたミザエルの頬にキスしながら、「僕にも払えるよ」って思った。

仕事してる僕の人生も精一杯生きるけど

仕事してない時の僕の人生も精一杯生きようと思う。

僕は全てを手に入れるくらいの勢いで。

超うれしそうな自分に戻ろう。

別にそれはヨーロッパでなくても、どこにいてもいいからさ。

自分に戻ろう。

 

 

 

 

 

 

 

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