僕は前にも行ったけれど、旦那さんがいるけどずっと付き合ってる彼女もいます。
もう10年以上の付き合いになるでしょうか。
ドロと出会ったのは、彼女が日本に留学に来ている時でした。
僕のスゥエーデンの友達がその頃ちょうど留学中で、その友達と同じシェアハウスで暮らしてたのがドロでした。ドロが偶然、スイスのチューリッヒから来てるということもあり、じゃあ、会ってみようかという感じでした。
彼女はとても賢い女性です。またユーモアもある。今はスイスに戻ってしまったけれど、日本に来てくれたり、パリに会いに来てくれたりして、この写真は僕がスイスに戻った時の写真です。お茶しながら、色々話をしました。またこの時、彼女は仕事が辛いと悩んでいたので、「仕事、やめろ」とはっきりと伝え、悩んだものの、僕の判断はいつも正しいと信じてる彼女は結局それに従い、僕の滞在中に辞めました。そしたらその時もそうですが、それから数ヶ月経ってこの上なくハッピーになれたそうで、あれだけ悩んでたのが嘘見たいだと言ってました。
僕からすると、悩むならやめろ、と言うシンプルな理由でした。彼女があの会社に勤めたのも、元々は僕のような料理に関わる仕事がしたいと思ったから。またそのために大学に行くには、1年間の食品会社での仕事した経歴が必要だったから。朝の4時に起きて支度して、朝5時には出かけてしまう彼女が気の毒で仕方なかった僕。れっきとしたスイス人なのに、移民に混じってひたすら流れ作業をすると言うのも大変なことだったと思います。また上司や同僚からのアプローチをかわすのも大変だったようで。
でも、何かのために耐えられないほどの何か嫌なことをしないといけないと言うのは本末転倒。
いつか起こるかもしれない、叶うかもしれない夢よりも、「今」この時をうんと楽しんで、生きてる喜びに溢れていて欲しいから。そうゆう女性の方が魅力的で、結局幸せになると僕は確信してるので。
将来あるかどうかもわからないハッピーのために、今をアンハッピーに生きて我慢するようなことは、僕はしたくないし、させたくないのです。
今の状況で、今すぐ少しでもハッピーになるにはどうすればいい?それをまず、考えて欲しい。今の状況で、自分の夢に近くにはどうすればいいなんて考えると、壮大すぎて疲れます。
僕は常にそう考えています。そしていつも僕は、自分はとてもラッキーな人間だ、と恐ろしく強く思い込んでいます。この積み重ねが、結局どこかのタイミングで大きく流れを変えるのです。
人様の幸せを願うなら、まず自分が幸せでいないと絶対にそれはできません。そしてまた、幸せは幸せな人が好きなんです。正確には、幸せだと感じる人が好きなんです。カフェ一杯でこの上なく幸せになれると言うレベルです。別にお金があるから幸せとかじゃない。幸せには幸せが集まってくる。またその逆も然り。
だから僕は、誰かのためにじゃなくて、まずは自分のために生きています。
自分の基準で、好きなもの、嫌いなものを判断し、徹底的に好きなものを増やし、嫌いなものは切り捨ててゆく。
幸せになることは決して難しくないと信じてます。
自分が何か「できない」理由をつけて、自ら幸せを遠ざけてることが多いだけ。臆病に生きることは、結果自分が損をするから。
まずは、やってみること。
僕は商品を開発していていつもここは外しません。まずは、やってみる。できなければ、やり方を変えて再度粘ればいいだけ。どうせ粘るなら、その過程はうんと楽しんでみたい。どんなにハードな状況下でも、どうせなら楽しみを一つでも多く見つけたいから。僕はどんな瞬間も楽しんで自分の仕事を全うしたいのです。僕が選んだ、仕事だから。
人生も、同じですね。
ちなみにほら、会社を辞めてきた後の彼女の表情です。この顔をみたとき、よかった、大丈夫だなこれから、と確信しました。
一人でも多くの人が、どうぞ笑顔で過ごせますように・・・