パリの夕暮れ。太陽がその最後の力を振り絞って素敵なアートを描いてくれます。
この時間帯に家にいるなんてもったいない。
どんなに仕事で忙しくても僕は必ず外に飛び出します。
この場所はルーブルの前ですが、僕の家から10分少々くらいなので、よく訪れます。
橋の上で、音楽を奏でる人がいたり。恋人同士や観光客のときめきが溢れてて幸せな場所。
子供の頃、早く日本を出たい、と思っていた小さな僕は、大人になり、望んだ通り、本当にヨーロッパに帰ってきました。
自分の力で立ち、日々闘えるだけの能力を、両親からいただきました。そしてたくさんの愛を、たくさんの人からいただきました。
人生100年として、僕は今その折り返し地点にいるとして。
これからはたくさんの愛を返してゆけるような生き方をしたいと思います。
川は、流れ流れてこと、その清らかさを保ちます。
流れが止まると、水はよどむ。
流れ流れてこそ、僕の人生。
どこかで立ち止まることは考えてません。根無し草、と傍目には見えても、僕は常に安定しています。
川の流れのように、流れ流れて僕の行き着く先はどこだろう。ワクワクします。
そして最後は、最高の笑顔で、またパベルに会えることでしょう。
それまで、僕が生かされてる間は、僕は川の流れとともに生きてゆきます。
変わらないものなど何もないなら、自分も日々、変えてゆくだけ。
そのあたり前の日々を丁寧に、刻んでいます。
生かされてることに、感謝を込めて。