パリの朝は早い。東京は10時から動き出すけれど、パリは7時。
バゲットを買いに行って、焼きたてをかじりながらスタバに寄って、ラテを買ってスタバで小一時間潰して。
出勤前の会社員のグループが入って来たりして。彼らの会話を盗み聞き。この時間はまだ、観光客は誰も来ない。
日本からのメールをチェックして、見なかったことにして席を立つ。
友達のランチの誘いには嬉々として返事して。
ランチを食べて、ルーブルあたりで寝っ転がって仕事して。
そのうち誰かが「ジェイ今どこ?」
「ルーブルブルブル。」
その1時間後には、その友達とカフェにいる。隣に座ったパリの男のウインクをいただいて。うん、僕まだまだいけると自分自身を励まして。
夕暮れ時の美しい光を全身に浴びながら家に帰る。
どうせまた夜出かけるけれど。
パリの夕暮れは美しい。
生きてることの喜びを感じるのは、その美しさに街並みの美しさが加わるから。
人と自然が作り上げたものが、こうも美しい。
その隙間を僕は生きている。
パリが好きなのはそのアートが溢れてるから。
そう、生きてることそれ自体が僕のアートでもある。
美しく生きることに一切の妥協はいらない。そして僕は、アートが大好き。
これからも言い訳しない自分の人生を歩いて行こうと思う。
日々の暮らしは、そのままアートなんだから。