パリの夜

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僕が暮らすのはパリのマレ地区です。マレは小さな個性的なお店がたくさんあり、また古い建物も美しく、パリでもとても人気のあるエリアです。ただし夜になると一気にゲイタウン、になります。ゲイバーがふるオープンされ、結構ドン引きする光景を普通にあちらこちらで見かけます。そしてかなりうるさい。マレのど真ん中に住んでるので、僕は夜は全然そのエリアは出かけません。家に帰ったら窓を閉めてしまえば騒音もそれほど気にもならず。

僕は全くゲイにモテないため(ゲイの人たちは、男が好きなため、当然男っぽい男が大人気見たいで、僕は相手にされないので安全です)あまり問題ないのですが、僕の友達は彼らに狙われていつも大変です。

時々、そういう団体から、寄付しろとか、サポートの依頼を受けますが、はっきり言っておきますが僕には旦那がいてもゲイではありません。別に男性が好きなわけではないので。だから全く寄付しろとかサポートしろと言われても、しますとはならないのです。先日、プラハから友達たちが東京に来ていたのですが、たまたまその人たちのパレードにぶつかったらしく、その友達たちはなんの騒ぎかとびっくりして遠巻きに見てたら、そのゲイの人たちが二人に近づき「サポートしてよ!!」と迫ったそうで。二人が驚いた顔してるのが気に入らなかったようで。彼と彼女は別に嫌悪感を持った驚き方は全然してなかったそうです、ただパレードの人たちの格好とかに驚いただけ。でもゲイの人たちが来て「なんで驚くの?サポートしてよ!僕たちをサポートしてよ!」と迫ったそう。サポートするしないは本人の自由です。あなた方が自分たちの権利を自由に主張していいように。

僕がなぜその類のグループに寄付しないか、は、それ寄付の優先順位が違うからです。できる限りのことはやらせてもらってますが、優先順位は僕の中に明らかにあるのです。東京の街を歩いてると、路上での生活を強いられてる人がたくさんいることに気がつくはずです。団体に寄付して、どう使われたのかわからなくなるよりも、目の前で困ってる人に必要なものを渡す方が僕はいいと思うのです。また、震災などの場合は、規模が違うので、然るべきところにまとめて、ということにはなっていますが。いちいちそれらを公表する気はサラサラありません。それにお金じゃなくても「何か必要なものある?」とか会話をして、毛布がいるなら毛布、ズボンがいるならズボン、靴がぼろぼろだったら靴、とか、お金じゃない寄付の仕方もたくさんあります。単にお金を渡すだけじゃなくて、会話する、ってことも、路上で誰の関心も引けずにいる場合、すごく実は嬉しいことだったりすると思います。人は誰だって無視されるのが辛いのですから。僕は自分なりの寄付の仕方、をわきまえてるつもりです。

基本、大人が自分たちの権利を主張するために必要な資金は自分たちでまかなって欲しいと思うので、僕はその分を今日食べるご飯の心配をしてる人に配る方を選んでいるだけです。僕がミザエルの話をするせいか、最近コンタクトページからその手の団体様から寄付の依頼が多いので、どさくさにこの場でまとめてお返事させていただいてますが、僕からの寄付はないです。寄付しないわけでは全然なくて、むしろかなりすでにさせていただいてる方だと思いますが、寄付の向かう先が違うだけで、できる限りの寄付はさせていただいてることはご理解くださいね。どこに寄付するかを決めるのも、僕の自由であることは僕が持つ当然の権利です。

少しいただくメッセージが攻撃的になりつつあるので、ここで釘を刺しておきます。

権利を主張すること、自分たちの主義主張を貫くことも大いに結構です。どうぞそれはご自由に。

ただし、自分たちの自由だけ主張して他人の自由を侵害するようなことをしてはいけません。

また自分たちの主義主張を通すのに全く関係ない人間のお金が必要というのも変な話です。

僕の目には、何もかもが変に映っていますし、攻撃する相手を間違っていますよ。

はい、これで、忠告は、しておきました。

あとスゥエーデンで暮らした人間として、言わせてもらえれば。

人が男性を好きだろうが女性を好きだろうが、そんなのぶっちゃけ「どーでもいい」ことです。本人の自由だし、男女差別がないスェーデンでは誰も気にもしません。ボーイフレンドだろうとガールフレンドだろうと、全く誰も変に思うことも疑問に思うこともありません。それは国民性、というよりは、自らを「ゲイ」とかカテゴリー分けして、区別しないからだと思います。自らをそうやって他と分けるから、差別が生まれるということもあるように思います。

ゲイではない男性たちは、わざわざ自分がストレートです、と言わないように、ゲイの人もわざわざ自分はゲイです、なんていう必要はそもそも「ない」と思います。だって、そんなのどうでもいいことなので。人間は、どちらの性を愛しても全く問題ないと思いますよ。逆に何が問題なのかな。

僕から言わせてもらえれば全く普通ですよ。区別する必要すらないと思います。また区別すればするほど、差別をうむ場合もあると思います。人は、普通でないもの、違うもの、に対して嫌悪感を抱くこともありえますから。

わざわざ自分たちを「ゲイ」とかLGBTだかなんだかカテゴリー分けして、自らが普通じゃないと区別するのは、結局損になると思います。

今の世の中、あなたが男性を好きだろうが、女性を好きだろうが、ほんと他人にはどうでもいいことなのですから。

少なくとも僕の息子が暮らしてるスウェーデンなら誰もほんと気にしない。ここは日本と言われても、ぶっちゃけ他人は気にしないと思います。そんなに興味、ないですよ人は人に。

ということで、意識のアップグレード、オススメします。本当の意味で、自由になってくださいね。皆が幸せになりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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