先日のオンエアをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。
TSVを完売と言う素晴らしい結果に終わり本当にホッとしています。ありがとうございました。
実は、午前中ですでに売り切れになっていたため急遽在庫を入れ直したのですが、それも売れてしまい、オンエアをしながらその裏でメーカーさんがなんども工場に追加注文をかける、という事態になっていました。予想をはるかに超える反響をいただき、本当に僕はホッとしていました。売れ残したらどうしよう、と思っていたので。この値段で出してくれたメーカーさんに申し訳ないからです。
僕はそのTSV7回のオンエアを必死でこなしながら、全然別のショーのことで怒っていました。七月に予定している僕の化粧水パベルの発売のショーのことです。
TSVの次に大きなショーであるTPでのデビューになりますが、これが当然ですが、大きなディスカウントを強いられます。
もともと、僕の商品はQVCの通常価格、で十分すぎるほど十分にお買い得に設定させているのですが、そこからさらに引くことは、下手をすると、僕の商品を作ってくれてるメーカーさんの会社の存続に関わるのです。別に僕が会社を起こしてやってるわけではないのですから。
QVCで、値引きに応じるため、泣く泣くメーカーさんが赤字で出すことがある、というのはなんども言いました。それは本当です。過去TSVで売れすぎて、僕のメーカーさんが赤字を出したことも実際あります。売れすぎて赤字???変じゃないの?嘘だ、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実際、正真正銘の赤字、を出したのですから、いくらでも証明できます。赤字でした、と。売れすぎてしまったため、赤字です。
で、ここで、僕が怒っていた理由と、あらかじめ謝罪があります。予定通り、パベルの発売は七月になります。それは大丈夫。心配しないでください。発売をやめた訳ではないです。
パベルの発売は、四月五月を予定して動いていました。でもその過程で、なぜか突然、まだ発売もしていないのに、TSVの次に大きなショーである、TP、トゥデイズプラス、というショーでのデビューを七月に、という話が出てきたのです。
僕は、そんな発売を七月まで待てない、と思い、ましてやまだ発売もしていない商品がいきなりTPだなんてリスク高すぎます。誰も知らない商品が恐ろしい数在庫で積まれるわけですから。また相当なディスカウントをしなければいけません。もともとお買い得に設定してる僕の商品には、メーカーさんは本当にきついのです。普通のショーでデビューでいいのに。
TSVやTPというのは、通常のショーで大好評をいただいた人気商品がエントリーされるのが普通です。実績のある人気商品です。それが1年に1度、激安になります。
間に入っている人に、なんで七月?いきなりなんでTP???なんでさっさと発売できない?と聞きましたが、QVCの意向、のような説明を受け。確かに、ありがたい話なんですよ、まだデビューもしてない商品に期待してくださり、そのために番組の時間をとってくださってるバイヤーさんには本当に感謝なのです。でもね、でも。何かがおかしい。
そして大きな問題が、価格でした。TPになると相当無理が生じます。通常ショーでもきついはずなのに。ここからは、メーカーさんとベンダー、QVCのやりとりで僕は関与しません。
やりとりが繰り返される中、結局TPが正式に決まり、化粧水パベルのデビューが七月と連絡を受けてはいました。ただし、細かいメーカーさんとベンダー、QVC側とのやりとりは聞いてません。通常僕が関与はしなくていいので。なんで四月五月に発売しないかな?と思いながら「TPの方が在庫を積むので、メーカーさんも在庫がさばけるチャンスですし」とは説明を受けました。
ただ、今回、TSVのオンエアをしながら、七月のTPでの販売価格を聞いて、絶句しました。絶句したのは、あまりにあまりに安かったからです。僕の計算だと、僕が作り込んだ結果の原価の方が高いんじゃないか、というのが明らかで。つまり、赤字で売るの????メーカーはそんな赤字を吸収できるほど大きな会社ではありません。僕は何がなんだかわからなくなり、即そのメーカーさんに聞きました。
メーカーは「七月のTPはやりたくない」とはっきり。ただし、すったもんだあって、結局QVCさんに「一度やりますと返事してしまったため、今更取り消すと会社として信用問題なので、取り消すこともできない」と。また、メーカーは在庫をさばけるチャンスでもあると僕が説明を受けていたことに対して、「うちはその数よりも、そもそもそんな価格でやりたくない」と伝えました』ということで。話が食い違ってますね。そんな価格でやりたくない、と言っているのに、話がどんどん進んで行ったようです。
先日、僕はさらに化粧水をやり直して高価な3種類の植物成分を加えさせたこともあり、さらにメーカーさんは窮地に。販売価格があんなことになってるとは全く僕は知らなかったのです。
僕の責任です。もっと注意深く、七月にTP、と言われた時、見抜くべきでした。TPやりたいのはメーカーさんではなく、ベンダーさんとQVCだけだったということに。僕はてっきり、メーカーさんも乗り気なのかと思ってた。知らなかったためとはいえ、僕が止めなかったため、結果としてTPが決まり今回七月メーカーさんには多大な負担を強いることになりました。
メーカーは、存続してもらわないと、J.avec toiの販売が続けられなくなるのです。それが最大の問題。お客様が買えなくなるし、またアフターフォローもできなくなる。
メーカーが卸せなくなると、そんな商売どころじゃなくなるということをベンダーさんとQVCさんにはもう一度認識して欲しいと思うのですが、そんなことはどんだけ言っても無理。代わりなんていくらでもいるのでしょうから。
メーカーに大きな負担をかけてしまったことを恥じて、僕は自分自身に対して怒り狂ってました。でもTSVのショーの真っ最中で、雰囲気を悪くしないためにもグッと抑えて、にこやかに頑張りました。
七月のショーはこんな訳で、予定通り、行われます。その日は僕の化粧水のデビューショーで、破格で出てきます。破格の中の破格でしょうか。その日の当日価格、は今後2度と出てきません。それを、お客様にあらかじめ謝っておこうと思いました。その日限り、で幻の価格だった、ということになります。当然ですが、無理なんです。わかりやすく例えると、卸値が原価より安いなんてメーカーがもつわけもない。例えば、三千円で作った洋服を、2千円で卸すなんて、できないでしょう?その同じようなことをメーカーさんに今回やらせてしまってる僕は、ものすごく責任を感じています。
今後、発売前になりますが、僕のJ.avec toiのトリートメントローションは、その七月のTP以降は、TSVやTPということにはなりません。価格がその価格に下げれるはずがないのですから。僕はそれをはっきりとメーカーさんに伝えました。tsv、tpは受けないでと。メーカーさんも、今回学んだので、絶対に、今後は2度と無理、絶対にそのTSVやTPの依頼を受けないといっています。そもそも受けられない価格なのですから。それに、TSVになろうがTPになろうが今後ゲストの僕が出ないので、実現もしないと思います。
僕はすごく怒っています。あれだけ心を注いだパベルの化粧水をなんか変に汚された気分で、すごく気分が悪いのです。
僕は商売するために作ったわけじゃない。とっとと予定通り春に普通のショーで発売してお客様に使い始めていただければよかったものを、数字を追いかけるために僕にはそれを隠して七月のTPまで伸ばしたことに対しても正直、不信感しかありません。
今後J.avec toiのブランドは、メーカーさんと僕で精一杯育ててゆくつもりです。より一層の注意を払って。
皆様に最高の商品を、最高の清らかなエネルギーと共に届けられるように、より一層精進します。今回のこの怒りは、きっとパベルが僕に今一度気づけ、見直せ、と言ってくれてるのだと解釈して、僕はその怒りを消化してゆきます。それが僕の血となり、肉となるように。
さて、今週からしばらく日本を離れます。
ヨーロッパで、自分自身をリフレッシュして戻りますね。
次のオンエアは十七日一日2回のショーを予定してます。そのあとは十九日もオンエアですね。
TSVでテレビの前でお手をふってくださった皆様、メッセージとともにありがとうございました。ちゃんと僕は感じてましたよ!
ありがとうございます。そしてもっともっと、前に進みます!