ヨーロッパへ

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さて、来月はいよいよヨーロッパに戻ります。

毎週のようにオンエアが続いたため全然帰れてない僕。それはそれで楽しいのですが、やはりヨーロッパが懐かしいと感じます。

パリに暮らし始めてもうすぐ10年くらいになるのでしょうか。

この10年で僕自身は全く変わりませんが、僕を取り巻く状況は激変しました。

今思えば、10年前が、僕にとっての人生の断捨離だったのかもしれません。パリにアトリエを、拠点をヨーロッパに、とほぼ即決で動いてしまって、かなり色々なものを切り捨てたのですから。

で、それで困ることはないんです。つまり、やっぱり、これでよかったわけで。

よくお問い合わせいただくのが、仕事で悩んでいるという話。僕ならどうするか、という類のものです。僕は普通の神経ではないため、僕の意見など参考にはならないかも、と思いながら、読ませていただくのですが。なぜなら、悩むくらいなら切り捨ててしまうからです。僕が会社員だったら、そんなに悩むなら辞めてしまう。でもこれって、きっと現実には難しい、と言われるから。僕の「現実」では、いとも簡単なことなのですが。なぜなら、恐れていないから。

昨日、打ち合わせの際、僕のクライアントさんが、僕たちがやってる仕事のために、業界をよく知る方からやっかみ半分軽く脅されたようなことを伺いました。僕なんて、やっかみ半分どころか、もろ妬み嫉みの対象とされ、日々様々な業界から脅しは来てます。夜道歩けなくなりますよ、みたいなことも何度か言われましたね。僕が業界にとって都合の悪いことを公にしてしまうこと、また僕自身のプロデュースが成功することにも腹が立つようです。自分たちの商品が売れなくなる、と思い込んでいるようで。変にライバル視される企業もいらっしゃいます。

でも、残念でした。

今年もっと強力な新商品たちがもう控えてるんです。

そして残念でした。

これらは僕の力ではなく、お客様たちみんなの力なんです。だからどう嫌がらせしようと止まらないです。

そしてまたまた残念でした。僕の仕事は今はもう世界基準でやってます。正直、嫌がらせも相手にすることもない上に、特にどうってことも。圧力かけるなら、世界規模でやらないと僕の仕事を止めるのは難しいという現実を認めてくださいね。

というふうに、僕自身は淡々とあえてのかなり上から目線で状況を見ています。特に他の企業からの嫌がらせに反応することはありません。人の仕事を羨ましがったり、邪魔してやろうとするよりも、きちんと自社の製品をしっかりと作り込めばいいのに、と気の毒にさえ思えます。残念ながら、上からしか、見てあげない。下から見るのに値しないし、同等になどなれるはずもないので、上から目線で失礼します。

昨日、松屋デパートの地下食品売り場のエスカレーターに乗ったら、前に立っていた女性が「ジェイさん!」とお声をかけてくださり。「ごめんなさいね、テレビで見てるからいつも。なんだか知ってる人みたいに話しかけてしまって。いつもお世話になってます」と。

こちらこそです。本当に嬉しかったですし、ありがたく思ってます。僕は嬉しくて、笑顔全開でした。うれしかったです。

ネガティブなものは捨て、ポジティブなものを守り抜く。そして僕は、大切な人様にはすぐに反応するように心がけてゆきます。大切な人様の声を漏らさず拾う努力もさらに皆で徹底して行きたいと思います。

僕にはもう、その生き方に徹することだけ。

ヨーロッパで学んでることは、そうすることの強さとさらなる大胆さ、です。

大胆に、そして強く生きること。また優しく生きること。

今後の10年も、さらにそうありたい僕です。

 

 

 

 

 

 

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