髪を切りました。15センチくらいでしょうか。どこでって、2000円カットですけど。
あまり短くすると、セットやらなんやらしないといけないくせ毛なので、また、しょっちゅう美容院に行かなければいけないと聞き、僕はずっとほっとけるような長さにしています。
美容院に行くなんて、1日仕事だから、もったいないのです。その時間で仕事するわ、というタイプなので。だから僕の髪のロングは、まさかのオサレではなく、半年一年切りに行かなくても平気だから、です。ちゃんちゃん。
で、今回切りに行ったのはかたより20センチくらいになっていたので、引っかかるんです、コートや、マフラーやに。もうこれがイライラというより「毛が抜ける!!!」とドキドキで。
それで、引っかからない程度に切ろうと思って、昔の上のような髪型に戻そうと別のアップの写真を見せて切ってもらったのですが。はい、2000円カットで。1000円カットじゃないから、かろうじてプライド保ちました(保ててない全然)
2000円カット?と思った皆さん、あなたなら超有名なこだわりの表参道あたりの美容院予約して行ってそう、と思ったでしょ。残念でした。こだわり隊長のくせに、最近は髪型より「毛量」命ですから僕。
家の近くにありまして、予約もいらないと書いてあったら飛び込んだんです。
そしたら4人髪を切る美容師さんがいて、どの方が当たるかはわかりません。その中に見るからに上手そうなベテランの最年長の男性がいて、あとは女性二人と、えらい今時のイケメンが。
そのイケメンは絶対絶対当たるな、と思ってたら、当たったんです。ちーん。
なんで嫌かって、あふれんばかりの下手くそオーラ全開で。なんだろう、下手にイケメンに生まれたからでしょうか、僕が入って先に担当した女性のお客さんにものすごい圧力というか、失礼極まりなかった。割と若い女性は色々注文したのですが、全部矢継ぎばに否定、否定、否定。そうすると後ろも切ることですよね?いいんですか?前髪どうします?「厚みが欲しいんです」「バランス悪くなりますよね?」「あぁ、じゃ、後ろもそれに合わせて」「や、変でしょう今ここの毛が重いから。切っていいですか?」「いえ、1センチくらいで」「切らない方がいいんじゃないですか?」「・・・・」
という感じ。女性は何も言えない感じでした。結局、座ったものの「じゃあ、いいです今日はすいません」とすまなさそうに何も切らずに。結局2000円プラス税金は取られてました。カウンセリングしたからとかなんとか。ええええええ。
その人が次、僕だったのです。ただ、コートやバッグを預けた際、さすがに「なんでこんな人間がここに」という顔をして、僕を怖がってたのは感じました。言葉使いもさっきの横暴さは消え、丁寧。この手の人、僕は苦手だ。
写真を見せて、15センチ以上切っていいですけど、オカッパは嫌なので、この髪型で。と頼んだら、カット3分マジでした。後ろばさっと切り、横ばさっと切り、すきバサミでバシャバシャバシャ。はい終わり。ええええええ。
冗談かと思った。あまりに早くて、止められもしなかったです。
こんな感じでどうですか、とそれで言うから。
「全然違う!」と僕は堂々ときつめに言いました。その空間の空気が凍るほど。
うろたえるその男。「あのさ、これじゃ単なるおかっぱじゃん。オカッパが嫌だから、写真見せてオカッパは嫌だと言ったよね」
彼は必死で言い訳探そうとごニャゴニャゴにゃ。僕は笑顔で「いいよ別に(正確には、そのあとに所詮2000円カットだし。最初から期待してないし、と心でつぶやきながら)」と言いました。本当にもう仕方ないな、切ったし、と思っていたのです僕。
そしたら、もう少し段差をつければオカッパ感は少なくなります、と言うから、さらに切ってもらいました。
で、すいません、写真掲載できない僕の完成です。あははは。マジかー、これで数ヶ月は笑い者で過ごしそうな僕。
でも随分最初よりましになったので、僕はそれでもう全然よしとしました。だってやっぱり2000円。ある程度、そうだろうなと思っていたので。本当にちゃんとが欲しければ、きちんと美容院を予約して、それなりの金額を払って挑まないと今の東京じゃ難しいのかもしれませんね。
もしも、数センチ切る、とか揃えるレベルだったら、2000円カットで十分じゃないですかね。僕みたいに、本気で髪型変えるのはやっぱり女性は絶対やめた方がいいと実感。今時あのすきバサミでバサバサバサというの久しぶりに見ました。
とか言いながら、時間ないし、便利だしと、ルーレットに当たる気持ちで今後も2000円カット行ってそうな僕。ふふ。