質問回答

はい、お待たせです。

HS石鹸について稀にベタつく、というご質問をいただきました。

そのベタつくとおっしゃる方のパーセントを調べられる限り調べると、0,何いくつか。つまり、数千人いて、1人いるかいないかでした。でも、口コミでも何件かいただいてるので、他にもいるはずですね。

それがほとんどのお客様には大丈夫、と考えてしまうのは、僕は間違いだと思いました。なぜなら、メーカーの方にお電話やこちらにメッセージをいただくお客様からは決してベタつく、とクレームではなく、どうしても使いたいからなんとかして、というありがたいお声だったからです。

ここで、お問い合わせしていただいたお客様のイニシャルをあげてのお返事ではなく、どなた様も読んでいただけるように書いてみます。

長くなります。

HSは、僕を筆頭に化粧品の専門家だけではなく、薬科大学の先生の力を借りながら実は結構、というか当たり前ですけどとても慎重に作りこまれました。テストの期間は、何百人とテストを繰り返し、また日本発売の前に、アジアの他の国々で原型のテスト販売もされ、緻密にデーターが一定期間、とられました。そしてテスト販売は、チェコやポーランドをはじめヨーロッパにも及び、現在もどちらでも続いています。先生方がデータをどんどんと蓄積しているのです。

日本発売前に、ベタつく、というクレームが各国では皆無だったのです。それが不思議でした。またどれだけ各方面の専門家が調べてもHS石鹸には髪をべとつかせる成分が検出できないのです。ない、ということです。オリーブオイルなどは当然オイルですから「べとつく」ものですが、高麗人参のサポニンで泡になりベトっと張り付く性質にはならないのです。頭皮の保湿で残る感じのものですので、オイル成分でベタつく、というのは難しくて。

それなのに、ベタつく方がいる。必死で僕たちは原因追求をしていました。最初、ヘアスタイリング剤との相性?と疑った僕は各ヘア剤を市場であるものはほぼ買い集め、人毛のウイッグを買い集め、テストです。でも、ベタつかせられない。でも、ベタつく方がいる。多少ならまだしも、口コミであったような通常ありえないほどのベタつきなら、それは絶対髪質、ではないはず。

ずっと難航してましたが、解決の光が。

ベタつくと教えてくださる方の話をなんども聞いていると、ピンっと来たことが。

ありがたいことに、話をなんども細かくメッセージで教えてくださったため、、ついに、これでは?ということが見つかりました。なんとみなさん、同じメーカーのヘアカラー。もしくは白髪染めをした部分2センチだけがベタつく、とか。縮毛強制だけはしてる、とか。

皮膚科の先生の「患者さんは、(原因になることは)何もしてない」というけれど、よくよく聞いてると「ほら、(原因を作ってること)してるじゃない」というケースがほとんどだそうで、それを先生に相談してた際、言われたことも大きかったです。

ベタつく原因の主なものは、おそらくイオン反応です。

とても難しい話になるので、簡単に書きます。

1 白髪染め、またはヘアカラーをされている。

2 縮毛矯正やストレートパーマやパーマをかけてる髪。

3 単純にヘアスタイリング剤が落ちてない。

4 されど、そもそも髪質に合わない

この4つですが、問題は1と2。ほとんどのヘアカラーや白髪染めは問題ないのですが、一部メーカーの物には反応するようです。なぜそれに気づけたかというと、ベタつくというお客様から僕の方にありがたいことに細やかな情報を寄せていただいたから。驚くことに3人とも、美容院で同じメーカーのヘ同じ名前のアカラーをされていました。最近発売となった発色がいい、というタイプのものです。

すぐメーカーに問い合わせ、話を。

そして僕はその時、間違いなくイオン反応だと思ったのです。

縮毛矯正やパーマ類もそうですが、そのメーカーのものは髪の金属イオン反応を抑えて髪の染めむらを防ぐタイプのものでした。

イオンというのはドライヤーなどでも話題ですね。簡単にいうと片手しかないものです。とても不安定。分子、は両手があって安定してると考えてください。(この辺、ちょっとわかりやすく省略するので、いやいやそうじゃない、という細かい専門家の意見はあえて無視します)

水などのイオンはわかりやすいですが、どっちつかずのものも。で、一緒になろうとした時に、イオン同士が電子の奪い合い、または差し出す、という反応が起こります。

染色のあとすぐか、それともキューティクルが開いて中のものが髪から流出してくるタイミングなのか(おそらくこちら)どのタイミングなのかわかりませんが、そのタイミングで石鹸のイオンと反応を起こすようです。マイナスとプラス、のようにビタッと引き合う感じ。

2センチだけ、白髪染めをしてる部分だけがベタつく、というお客様もいらっしゃいました。

これらの製品は、海外では発売されていないようで、日本のみです。当然、日本で「ベタつく」という方が出たわけです。

最初はお使いの他の化学成分との相性が悪いのか、と思ったのですが(オンエアではこのような表現に今後もなると思いますが)実際は僕はイオン反応だと思っています。

 

これはもう、今のパーマ液や縮毛強制をやめるか、ヘアカラーのブランドを変えていただくか、などしていただかないと、ごめんなさい、どうやってもHSは使えません。

ほとんどのヘアカラーやパーマにはもちろん全然問題ないのですが、ごく一部のメーカーの物には反応します。

イオンの反応、はい、これがおそらくべとつく、原因です。

 

情報を寄せていただいたお客様には、本当に感謝です。なんとかしてHSを使いたいから、とおっしゃる言葉にどれだけ奮い立たせられたことか。

もちろん、これだけありとあらゆる化学成分が毎日生まれている時代です。乱用されている時代です。メーカーは売りながらデータをとるので、この化学成分はやっぱり悪かったんだね、と後になっていうのも。本当に怖いものです。僕たちは他社がどんな化学成分で作り込んでくるのか全く把握できないため、HSとの反応で今後これだけの原因ではないことが出てくるかもしれませんが、引き続き僕たちは少なくともJ.avec toiの製品に関しては、最善を尽くしまくり最高の製品作りを目指して参ります。

白い龍がJ.avec toiです。

白い龍が、ゆっくりと、立ち上がっています。

たくさんの皆様に、支えられながら。

ありがとうございます。

 

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