パリの一日。歴史の重み。

15095032_10207223115765943_3082686528415663369_n15094359_10207223116445960_9200168987041207374_n14938155_10207223118486011_6787056797762415495_n

51549820_988099001578403_2554507845986942976_n15078607_10207229232478857_394533883985839572_n

 

パリで一人でいることも好きですが、大抵僕は誰かが一緒にいます。

この時はフランスの地方からロマンが会いに来てくれていたので、4日間くらいでしたかね、短かったけど、一通り僕の好きなパリを案内しました。

季節は確か十一月。パリで一番好きな季節です。十月だと雨季。十二月は素敵ですが、ちょっと観光客が多すぎる。十一月は、気候もよくて、寒さが気持ちよく、パリの古い街並みが凛とします。

ロマンはミザエルにとって、エリーに並び、第二の天敵。僕がエリーに会う時と同じ、5分ごとにミザエルから僕の安否確認連絡が来ます( ̄∀ ̄)

52595846_401169927299527_1174688132575002624_n

でもロマンはミザエルと出会う前からの友達。ボーイフレンドでしたから、ミザエルはまあ仕方ないと思ってるそうです。

パリを案内していて、気がついたのは、僕は歴史あるところが特に好きだと言うこと。NYやらアメリカに全く惹かれないのはそのせいですね。ヨーロッパは歴史の厚みが違います。

そういえば、パリをロマンと新しい道を散歩してる時、僕が急に気持ちが重くなって。鳥肌が立って「ああ、ここだめだ僕」と言いました。ロマンが「どうした?調子悪いか?」と心配するので「ううん、多分違う。この場所がだめだと思う」そう言って、エリアを離れようと角を曲がって進んだらすぐそこでロマンが「あ!」と。「ジェイ、ここは戦争中、爆弾が落とされた場所」と。なんか、砕けた建物のあとが残されていて、フランス語で説明が。やっぱりそうか。このエリアで、たくさんの命が奪われたんだ。

その時の悲しみが、まだ残ってるんです。だから僕の体がそれを感じた。

一番すごかったのは、ポーランド。ユダヤ人収容所に行った時の僕は、今までにないほどの強い悲しみと、人々の念を感じて、歩くのも必死でした。それに近いものが、ここパリにもあったのです。

戦争をして、得する人は国を動かしてる連中だけです。武器を売り、莫大なお金が入るから。

僕は日本の政治に全く詳しくありませんが、仕事柄、様々な人にお目にかかります。日本のある政治家の方に教えてもらったのですが、冗談だったのかもしれませんが、自分と同じ党の有名な政治家が、日本の大きな財閥のなんとか重工と繋がる日本の政治家なので、その財閥の命令で、日本にどうしても軍事力を備えたいそうで。戦争になれば、準備をすれば、その財閥は儲かりますし。また、アメリカも色々日本に売れるので、アメリカは大喜び。そのために動いてるその日本の政治家の方は、実はヨーロッパでは「彼はアメリカの犬」と呼ばれていますが、そのなんとか重工の犬でもあったん?とその政治家さんの話を聞いて、ふと思いました。冗談にしては、なんか辻褄合うな、と。日本は今その方向に向かってますよ、と言ってらしたけど、冗談だったら冗談じゃないわ。

歴史は繰り返す、と言われます。でも、繰り返して欲しくないことがありますから、その話を聞いてる時、少し心配になりました。美しい国、日本は、どこに向かうんだろう、と。

 

なんだか話の規模が大きすぎて、僕にはよくわからないのですが。

パリの歴史の重さに触れるたび、美しい国日本が、その重みある歴史を美しく刻み続けられること、心から願うばかりです。

 

歴史は重い。歴史は思い。歴史は想い。

今も、残念なことに、世界のどこかで、悲しみが繰り広げられています。

「戦争は金になる」昔どこかの政治家が残した台詞ですが。

そんな言葉は焼き捨てて、平和への想いが、届きますように。普通に暮らせるのは、もしかしたら奇跡なのです。

普通に暮らせるのは、とても幸せなことなのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Leave a Reply