全然まだまだ先の話ですが、いつかエストニアにカフェをオープンしたい、と言うのはずっと思っています。パリじゃなくても、プラハでもなく、エストニアなんです。アトリエをプラハから移そうと思っての、1ヶ月にも満たない滞在期間でしたが、地元のアパートを借りて、マイナス20度どころじゃない世界の中、毎日いろんなカフェを回っていました。すると、タリンはとても小さな街なので、さほど色々あるわけではなく、結局気に入った所に日々通い詰める、と言う感じで。そこで仕事しながら、食べては飲み、また食べて、を繰り返してました。
このチャイがすごーく美味しくて、また、このでかいカップに3杯以上、ポットから出るので、まあ、飲みごたえといい、安さといい(四百円しない)感動。お店の若者(ああ嫌だな、この表現してる僕。おっさんみたい。おっさんやけど。ふふ)が毎日来る変なアジアンの僕を覚えてくれて、絶妙のタイミングで「いつもの追加するんかい?」と来てくれたり、話をしたりで、和みました。
このカフェを出たその目の前で、日本からのツアー客(タリンにはすごく珍しい)の方が偶然歩いてらして、ジェイさん写真を一緒に撮らせてと声をかけていただき、それ以来、僕はなぜかお店の方では「日本から来た歌手」ってことになってました。はははは。
なんかこう、いらっしゃいませ、じゃなくて、おかえりなさいーって言うようなカフェを作りたいんです。回転率とか気にせず、まあ、ゆっくりしてってね、みたいな。従業員のサービスのレベルの非常に高いカフェ。
暮らしの中のほっとスポット的な。また観光客のみなさんには、その土地での楽しい思い出の一つになるような。温かい空間が、できればいいなぁと思ってます。