いただいたお問い合わせの回答です。
化粧品は使ってないのに、12歳から脂性で全身のニキビにお悩みと言うことで。現在アラフォーと言うことで本当に長く悩まれてらっしゃるということに僕も胸が痛みます。お医者様でもそれは「体質」と言われるということで、実際体質というのがあるのかというご質問でした。
お医者様に何人か知り合いがいるのですが、彼ら曰く、医学的にわからない場合は「アトピーですね」とか「体質ですね」と答えるそうです。つまりお医者様にも原因がわからないということなのでしょう。それでもそう言ってなんらかの答えを出してあげないと患者さんが納得しないからだそうです。
漢方、韓方の観点からは「体質」というのは存在します。西洋医学的に DNAというのとはまた少し違うのですが。DNAというのは基本生まれ持った個人の性質で、環境で変わるものではないそうです。漢方においては体質は「改善」したり環境により「変化」します。
僕の専門は韓方、韓方なのでそうゆう意味での「体質」についてお答えしますね。
まず、年齢が12歳から始まった、というところから、体のホルモンバランスが崩れる年齢だなぁというのは感じました。ニキビができやすくなる歳頃です。ただ、それからずっとで、40になった今も全身に出る、というのは確かに不思議です。通常、大人ニキビ、の原因は毛穴に皮脂が詰まるのではなくまさかの「乾燥」が原因だそうです。特に顎などを必死で毛穴を綺麗にしようと指でこするように洗ってる人は、顎のニキビは治らないそうです。むしろこすらない、そっと指を滑らす程度で終わらせるのが正しい洗顔方法です。角質を浮かせないことが大事。
質問者様は化粧品は使ってない、ということでしたが、洗顔料やボディソープ、シャンプーは使ってますか?それらは全て化粧品です。
しかもどれも化粧品の中で最悪なものばかりです。この3つが、全てのトラブルをいとも簡単に引き起こします。刺激やトラブルから肌を守り、保湿の役割を担う肌のバリアゾーンを簡単に破る、界面活性剤の塊ですから。ここをまず破ることで、化粧品会社は儲かる仕組を作っています。
化粧品は使ってない、ということでしたが、今一度それらを使ってないのかご確認ください。時々相談される際、化粧品は使ってない、とおっしゃる方が、よく聞いてたら洗顔料やシャンプー、日焼け止めなどをバリバリ使ってる、という場合があるのです。それらは全部化粧品です。
シャンプーは洗い残しが流す時に顔や背中に流れ、おでこや肩や背中にひどいニキビができる方がたくさんいらっしゃいます。界面活性剤は洗い流しても絶対に落ちません。肌表面に必ず残っており、三日ほどは悪さをしてます。ブログを読んでくださってる皆さんも、シャンプーを流す際、その泡が肩や背中を流れるように洗ってる場合は、肩や背中のニキビはほぼシャンプーの害を疑ってください。体には皮脂線は少なく、本来ニキビなどのトラブルは起きづらいのです。起こってるというのは、体質云々より、やはり何か他の原因があるかもしれません。もしボディソープなど使ってる方は今すぐ捨ててもいいくらい。普通の石鹸が1000倍ましです。ボディソープなど、本当にお金出して買うものじゃないです。市場で高級なふりして1本3000円程度で売ってる物の、界面活性剤の種類と、その商品の原価を公表してしまいたいくらい。ここだけの話、ほんと買うものじゃないです。もれなく乾燥を引き起こす代物ですし、ましてやあの値段。こわいこわい。
以前テレビ局のアシスタントの若い男の子がおでこのひどいニキビで「何か使ったほうがいいんすかね?』と聞かれ「お?ほんと何も使ってないの?使わないほうがいいのだけど」と聞いたら「洗顔料とか全然化粧品使ってない」とのこと。でもよくよく聞いたらシャンプーの際、おでこにがっつり泡が回り混んでいたけど気にしてなかった、ということが判明。そのシャンプーがおでこに着くのやめてみ、と伝え、彼が素直に実行してから彼の肌は完全回復されました。本当に綺麗になってて、やはり、というか。彼曰く本当に洗うとき顔につかないようにしてただけだそうです。
また脂性というのは、油の取り過ぎからということもあります。内蔵で処理できなかった油は排出するしかないため、脂性になると言われます。でもきっと油を控えたりはすでにされてると思うので、食生活の見直しよりやはり外的刺激を疑うのがいいかもしれません。
漢方で言う所の体質は変えられます。日々のお茶、食事を少し変えることと、同時に悪い習慣をやめることでぐっと良くなると考えられていますし、実際そうだと思います。だから、体質だからと諦めないで、時間がかかっても、かかる時間をじっくり受け止めて、むしろそのプロセスも楽しんでみようとか、して欲しいなと思います。
先日韓国出張の際、韓方のカフェで様々なお茶をいただいたり、体に良い食事をいただきながら、それはさらに強く思いました。僕はずっと自分の美人健康食で生きてきたので、そのせいか、30年以上(親曰く40年以上だろう、ですが)風邪ひとつ引いたことがありません。ノロやインフルエンザもかかったことがありません。仕事仲間や同居人がノロとインフルエンザで倒れても、僕はぜんぜん、ビクともしなかったのです。とても迷惑な話ですが、インフルエンザの方がこっそりと「ただの風邪です」のふりして出社してるのは毎年、何度もあります。そのせいか会社の周りの人が次々インフルエンザで倒れた時期も、僕はピンピンしてました。その場に僕もいたのに、です。ちなみに僕は外出時などマスクは一切したことがないです。マスクの紐で擦れるのか肌が大変なことになるので、食品工場視察の際、少しつけるのが限界です。
僕、DNAの検査は受けたのですが、それではインフルエンザやノロにかかりやすい体質、と判定されていましたが。免疫力は、やはり条件次第で上げられるのだな、と確信してます。
漢方のお茶のカフェに行って見たり、そうゆうレストランで食事をとって見たり、また自分で簡単だけど体に良いものを作って見たりして、ゆるりと体質改善に挑んでみるのもいいと思います。もし余裕があれば、J.avec toiのHSの石鹸でもう全身、使ってみてください。とは言いながら、体を毎日石鹸で洗う必要は全くありません。お湯で十分です。大事なとこだけ石鹸で洗って、あとはお湯ですすげば十分です。
大事なのは、諦めないことだと思います。もう十分しんどい思いをされたと思うので、これからはちょっと力を抜いて、意志だけはしっかり持って、前向きに進めてもらえたらいいなぁと思います。