業界の裏

さて、前回お約束した化粧品業界の裏話をしましょう。

まず、化粧品業界というのは、当然ですが、営利目的、で存在しています。別に人の肌がどうというよりは、いかに化粧品が売れるか、また良からぬトラブルを起こさないか(美白化粧品などでトラブル訴訟があった過去の例のように、何かあると補償金額が高くなるから)の方がよほど大切なのですね。良からぬトラブルどころか、化粧品こそ様々なトラブルの原因を作っているのに、ですから、おかしな話ですが。化粧品会社がいう自分たちにとってのみの「よからぬトラブル」のポイントは、良からぬトラブルを起こさないために素材を厳選してるとかじゃなく、単純にほとんど「水」ですから「可もなく不可もなく」ということで「仕上げてる」だけです。ほとんど水と防腐剤なら、深刻な肌被害が目に見えては起こらない、と踏んでいるから。もれなく乾燥がついてきますが、消費者は年齢のせいかな?と思い誰も真実に気がつかない。クレンジングですが美容成分90パーセント、なんて嘘つけ、って感じです。だって必ず()書きして、(水を含む)と書いてるはずです。水を含む90パーセントですから、ほとんど「水」で後のごくごく数パーセントもしくは0、数パーセント微量が美容成分というだけ。つまり、ああ、そうか、水90パーセントなのね、後の10パーセントは合成界面活性剤かー、と解釈していただいていいほどだと思います。製品の裏を見ると、何十種類も美容成分の名前が並びますね。ものすごい数です。それらは原料段階でミックスとして売られているようなもので、実際の成分自体はごくごく微量であとは全部水でも「入ってる」には間違いないので、メーカーは使いたがります。だって、箱に表記できるわけです。あたかもそれら全部すごい入ってるみたいな感じで箱裏にズラーーーと並びますね。でも原料おろす段階でも薄い成分たちが、商品化の際にさらに水で薄められ、僕からすれば入ってないだろう、状態ですが。箱にはバッチリ、書ける。また美容成分90パーセントのクレンジング、とうたっても現法律の素では「違法」ではありません。ずるいですね、本当。

で、化粧品の原価というのはおっそろしく「安い」んです。おそらく一般の方が想像する以上はるかに、安いんです。僕のJ.avec toiは逆にものすごい原価をかけて作ってるので、業界の人から見れば僕はただの「おかしな人」扱いです。例えば市場で五千円で売ってる化粧水、原価は数十円で作れてるんでしょう。大きなロットだったらそんな数十円もしないのかも。例えばの話、ってことにしときますけど。

化粧品が、極端に値引きされてたら、それはそれだけ値引きして全然オッケー、ってことなのです。実際、半額にしても痛くもかゆくもないものが多いでしょう。割引後の価格が定価と捉えても、僕から見ればまだ相当高いです。

で、話はここから。営利目的、ですから、化粧品業界は当然ヒット商品が定期的に生まれないと困るのです。

で、有名なマーケティングが存在します。簡単にいえば「逆ネガティブキャンペーン」つまり「槍玉にあげて儲けてしまおうキャンペーン」です。

大した成分でもないのをあえて業界側からその成分に関するネガティブな情報を流し、「悪者」に仕立て、消費者の目と注意を引きつけ洗脳し、槍玉にあげた成分のおかげで、業界が本当に怖い成分は目立たないようにしながら、洗脳された消費者が求める商品を売れるだけ売る、のです。例えば、ノンシリコンシャンプーを言えば、わかりやすいですね。

シリコンを悪者にあえて業界側からネットや雑誌にネガティブな情報を流して、まんまと悪に仕立て上げ、消費者が「ノンシリコンじゃないと!!」と信じたところへ、はい「ノンシリコンシャンプー」よ!!!と新商品を仕掛ける。すると消費者は「ノンシリコンシャンプー」がいいと信じてそれを買うのです。実際はシリコンの変わりに、全く同じような成分もしくはそれより悪かろう成分がバリバリ入っているにも関わらず、です。結果、ノンシリコンシャンプーの分野がおっそろしいほどの売り上げを上げ、企業はとてもとても儲かったようですね。シリコン以前に、もっともっとおっそろしい合成界面活性剤はまんまと隠して、です。槍玉に注意が集中してるし、またうまく隠す言葉は、石油系界面活性剤不使用、や、アミノ酸系洗浄料使用、などバカみたいに巧妙です。石油系でなくても、合成の界面活性剤をバリバリ使ってまっせ、ということなのに、アミノ酸系やら、天然由来だから優しいなんざ嘘。毒性は同じですから。でも、消費者の人は、石油系不使用やアミノ酸系、や天然由来、でころっと騙されてしまう。

一般の方がおそらく気になれば必ず調べるであろう「ネット」で情報を見ようとすると、案の定自称「専門家」だか「コスメ評論家」だかなんだかわからない人たちが「アミノ酸系は優しい」とかこの成分は「毒性は低い」とか、出てくるわ出てくるわ。業界にとって都合のいい情報てんこ盛りです。それをみた一般の人がまたそれを真実としてネットに書き込み、結果噂がまるで真実のようにネット上では飛び交っているようで。

ノンシリコンの前は、パラベンなどもわかりやすいですね。まんまとパラベンフリーが非常に人気になり、フェノキシエタノールなど他の防腐剤はバリバリパラベン使用量以上のすごい量で入れられたのに売れに売れたようで。そっちの方がよっぽど悪いわ、と良識ある化粧品の開発者なら誰もが疑問に思ったことでしょう。

食品で揉まれてきた僕から見れば、化粧品業界というのは売れるとなればかなりなんでもありな世界に見えます。そうゆうものですよ、と言われればそうですか、ですが、僕はそれがいいとは思ってません。だから自分でブランドを立ち上げようと思ったのですが。

これからJ.avec toiが見せてゆくものを、業界も注目するでしょうか?しないと思います。なぜなら、全く儲からないから。興味を示すはずもない。またそもそも下手すりゃ赤字、の覚悟で挑むはずもないので、作れるわけもない。

業界の注目は、今のところ、僕が業界が本来隠しておきたい良からぬことを喋るんじゃないか?という部分だけかもしれません。

喋らんよ。オンエアで発言はとにかく制限されるので。それは別に法に触れるわけじゃなく、他社さんへの配慮、ということで制限がかかるだけだけど。喋らんけど、見せたるわ、何が本当の化粧品か。よう見とき。というのが僕の考えです。

J.avec toiができること、やらなければならないこと、まだまだありますね。

パベルの写真を握りしめ、僕はしっかり一つ一つ、やり遂げて行きますね。

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