日本から来てくれたクライアントさんたちとみんなでパリで晩ご飯。
ワインが好きな皆さんにぴったりの前菜てんこ盛り。あっというまにみんなで平らげ。
楽しい楽しい。
パリにはもちろんたくさんのフランス料理屋さんがありますが、僕はイタリアンが食べやすいかなと思います。僕自身フレンチはよほどのスターレストランでない限り好みません。すごーく重くて、くどい。僕はステーキは山葵醬油が好きですが、フランスだと大抵こってりしたソースです。その点、イタリアンは塩胡椒オリーブオイルという感じで、日本の方にも食べやすい。
お皿も魚と、肉に分かれているのは、ヨーロッパらしい配慮。宗教的理由で豚肉が食べられない人に配慮しています。日本だと、アレルギーに対する配慮の方が多いでしょうか。それはまだまだ実際には少ないのですが。
アレルギーといえば僕はこの仕事を始めた当時から、食品添加物にはものすごく注意を呼びかけて来ました。その理由は、数十年後、きっとアレルギーに悩む人がすごく増えるから、と言っていました。特に特定の成分には僕は真っ向から使用を反対して来ましたが。
その数十年がたった今、僕の予想通り、ものすごい勢いで食品アレルギーで悩まされる方が増えています。
数十年できっとその答えはでる、の予想通り、出ましたね。食品アレルギーがどれだけ辛いか、食品業界の人間にはまだわからないのか、気にしないようで。引き続き、使用されるようで。
僕は引き続き、添加物には最大限の配慮をして、特に気になるものは最初から絶対使用しないを続けます。最大限の配慮、の基準もさらに引き上げていきます。
みんなで美味しく、楽しくテーブルを囲めるように。
当たり前のことなのに最近は時に難しい場合が。それは悲しいことだと思うのです。
おいしい うれしい たのしい をひとりでも多くの方へ。
ただし、健康、という肝を外さずに。
食品業界全体の、責任ですよ。