日本と韓国から来てくれたクライアントさんとケルケルとみんなでエッフェル塔を見に行きました。
エッフェル塔は、もちろんパリに来たら絶対見て欲しいのですが、実は真下に行くより少し離れて見るのが一番綺麗。特にこの展望場所が整備されてから、ここは写真を撮るのに大人気。スリにだけ気をつけてください。
いよいよ今月はもうすぐ、僕のコスメラインが日本でデビューします。ここパリで撮影したイメージショットは、発売日の11月20日から、解禁させていただきます。多分フェイントで、数日前にはこのブログにアップされてると思いますが。
化粧品業界では触れることタブーとされている合成界面活性剤に真っ向からぶつけてゆく、パンドラの箱を開ける僕のコスメラインは、デビューショーに続いて来年に向け急ピッチでどんどん新商品を開発しています。でも僕の商品は開発期間がかかるため、来年すぐ出てくるのはそのうちの一つ二つだと思うのですが。すごく時間がかかります。通常の5千円から1万円程度で市販されているレベルの化粧品を作るなら、いとも簡単でさっさと作れるのですが、あのレベルを僕のブランドで出しても意味がないため、当然ですが全く違うものになります。よって、すごく時間もかかるのです。材料調達も大変。技術力あるところを探すのも大変。そしてやり直しも多い。また通常、化粧品は原価が非常に安いのですが、僕のブランドは食品同様原価をしっかりかけて作ります。化粧品業界の「常識」には全く準じません。
料理研究家がコスメ?という疑問は、化粧品の美容成分はほとんど、食品メーカーが作っている、ということからお伝えしましょう。僕はその美容成分を化粧品メーカーに売るため化粧品会社に対して説明、紹介している立場の人間です。内外美容の専門であり、そんなこともあってもう数十年前ですが、何社か市場にでるレベルの商品はプロデュースのお手伝いをさせてはいただきましたが、表に名前を出すことはありませんでした。市場に出てる化粧品は、お国のルールに従うことはもちろん、また返品を避けるため、当然ですが、どんなに宣伝イメージが良くても、実際は「可もなく不可もないレベル」で出さなければいけません。化粧品会社宣伝通りの本当に「攻めた」配合にすると、色々問題が起こる場合もあるのです。だから、化粧品会社はちゃっかり可もなく不可もなく、というものを売ります。化粧品とは、医薬品では絶対にないのです。クリームだろうが、オールインワンだろうが実際ぶっちゃけほとんどその成分は水、ですが。それに油とごく少量の美容成分と、界面活性剤をはじめとするたくさんの化学成分が入っているだけ。皆さんがネットなどで情報を仕入れ、その「毒性」を調べて議論されてるパラベンやら、なんやらは、実は本当に化粧品会社が隠したい成分から消費者の目をそらすための隠れ蓑で、あえてパラベンなどそれらを悪者感満載で槍玉にあげて、消費者の意識をそちらに集め、まんまと本当にいけない成分を化粧品業界は使い続けているのかもしれません。それは合成の界面活性剤。アミノ酸系だろうが、天然由来だろうが、界面活性剤は界面活性剤。悪いのは石油系界面活性剤だけみたいに一生懸命見せているけれど。一概にそうはとても言えません。
石油系界面活性剤不使用、パラベン不使用、タール系色素不使用、ノンシリコン、合成香料不使用、無鉱物油、などと表記しておけばお客様はお、自然派だ!とか、肌に優しい!とか、無添加!!と判断されて飛びつかれるのですが、そう書いてある商品を冷静に専門家が裏を見ると、それはひどい成分で構成されていたりしてびっくりします。また、赤ちゃんでも使える、と書いてある商品ほど実は怖いものもありません。実際裏を見ると、ものすごいきつい成分で構成されてる場合も。赤ちゃんの肌って、当然ですが潤いに溢れバリアゾーンが満ちていてまだ大人のようにバリア機能が壊れてません。だからまだ「使える」のです。ちなみに僕はその赤ちゃん用、の商品を塗ると、ものすごい湿疹がほどなく広がります。ちゃんとそれらは、写真にも撮ってますが、オンエアではもちろん、諸事情によりさすがに使えません。最近、子供のアトピーや肌荒れが問題になって、理由がわからないので、アトピーですねとしか診断できない、と皮膚科の先生がおっしゃっていたのですが、それはボディソープやベビーオイルで子供の肌のバリアゾーンを壊してしまっているからかも、しれませんね。
そろそろ、いくつかの指定成分を槍玉にあげて、本当に怖い成分をひた隠すという隠れ蓑作戦は終わりにしましょう。化粧品の普及とともに、説明のつかない肌トラブルが増え、皮膚科に駆け込む人数が増えている事実を隠し続けることにも限界があるでしょう。
また僕はもうほとんど民放には出ないため、界面活性剤使用で利益をあげているスポンサーからの圧力やしがらみも全く関係ありません。
別に、一般の化粧品が悪いというわけじゃ全然ないんです。ただ、様々な情報を皆さんが知ることは大事。だから僕が持っている情報は商品に生かし、ちゃんとお伝えする、ってことは必要だと思うのです。ご自身が判断できる材料は、多いほどいい。
勇気を出して、パンドラの箱、開けます。僕たちのチーム一丸となって、全力で動いています。
どうか皆さん、楽しみにしててくださいね。