ありがとうございました

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昨日オンエアを見てくださったみなさま、ありがとうございました。2回のショーを予定でしたが、1回目のショーでほとんどの商品が売り切れてしまい、夜は2品のみの紹介になってしまい、買えなかった皆さんごめんなさい。僕のゆず茶もリニューアルのデビューだったのに、あっという間に在庫がなくなってしまいました。今月25日のショーで新しいゆず茶も少しだけでも準備させていただけるように現在動いています。

パリのカフェでも僕のゆず茶が飲めるようになればいいですね。日本のカフェでも最近はゆず茶を扱うカフェが大手チェーン含めて随分と増えました。僕は実はそのゆず茶をおろしてる会社など、全て知ってます。どのゆず茶がおろされてるのかも把握してます。お店では結構な値段なのに、実際使われてるゆず茶はそれかい、と思わずツッコミたくなりますが、それが商売、と言うものと言われたらそうでしょう、か?

僕は目先の利益より、飲んでくれた人の満足感を高めて、また飲んでもらえる、宣伝してもらえる、方を重視します。その方が、長いおつきあいを願える。目先の利益追及よりも、末長いお付き合いを願えた方が、よっぽどいいと思います。そう思ってくれるカフェがあれば僕のゆず茶をおろすことは可能です。場合によってこちらも利益追及なしでおろさせていただくでしょう。

いいものを作る、と言うのには、当然、時間もコストもかかります。大量生産の安物を作るのとはわけが違います。細やかなこだわりを全ての工程に置いて反映させて、素材からこだわり、いいものを一生懸命育てて作る材料の生産者や、そのいいものを預かり仕上げてく設備を構えた優れた工場とその高度な技術を採用することは、それだけの素材や、人や設備を巻き込んで行くので、当然コストがかかります。ただ、そうしないと本当にいいもの、と言うのは生まれないのです。経験上、いいものを安く作る、のは不可能です。いいものを安く売る、と言う努力はできるのですが。それでも限界があります。

ただ僕がいつも考えてるのは、いい物作りをしてる生産者を、そしてそのいいものをきちんと守ること、です。いいものを手間暇かけて作っても、安いものを追いかける世間の波に飲まれ消えて行く商品というのを随分見てきました。それはとても残念なこと。だって、本物が消えて行く、ということだから。

いいものの価値を認め、それなら多少他より高くてもと納得してお買い上げいただけるように精一杯こちら側も努力すること。そのバランスが取れた時、本物、はその存在感を示し、安売りの波にさらされることもなく残っていくことでしょう。

ちゃんとしたものを作りたい。本物を召し上がって欲しい。できるだけ科学的な添加物は避けて欲しい。そう願う生産者は、世界中にたくさんいるのです。そしてそうゆう生産者は、当然手間暇時間とコストをかけて、ものつくりをしています。彼らはそれらが不当に安い値段でも、逆に高い値段でも売られることを嫌います。どちらにしても結局一人でも多くのお客様に届かない結果になってしまうと知っているから。

企業が彼らを買い叩くと、手間暇も、コストも彼らがかけられなくなるのです。

企業が買い叩くのをあおるのも、それを止めるのも、企業と組んで商品開発を手がける僕のようなものであり、消費者である皆様にできることです。

僕は迷わず、止める方です。たとえその大手と呼ばれるクライアントを失っても、です。この姿勢は、25年前と全く変わってませんし、今後も変わることはないです。

一人でも多くの皆様に、本物の価値と真面目に努力している生産者の努力を認めていただけるよう、僕は今後も精進します。

安物、と本物はその本質が違います。

オンエアではなかなか発言が制限されていて、難しいのですが。できるだけ「本物」を見抜く方法やヒントを発言の中に散りばめてるつもりです。それと僕はたとえ本物、でも不当に高いことも認めないので、言葉ではなく、ご紹介させていただく商品の価格、で見せているつもりです。

一人でも多くの方が、本物を見抜き、評価する社会を願いながら。

いいものは、残すのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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