僕の彼女はスイスにいます。以前は日本で２年間ほど、暮らしていました。その当時彼女はまだ２０そこそこだったので、それからもう１０年以上経ちました。月日が経つのは早いけれど、月日が経っても僕たちの関係は変わりません。ずっと彼女が大好きです。

時々日本に来てくれたり、ストックホルムやパリに会いにも何度か来てくれたり、逆に僕がスイスに会いに帰ることもあります。つまり僕たちにとって距離って、全く問題にはなりません。

僕は恋愛がとても苦手です。なぜなら、恋愛するとその人のことばかり、には絶対になれないから。僕はいつも仕事や友達を優先するのです。相手にとっては、最悪です。そこで嫉妬されたりすると、めんどくさいドラマを展開しなければいけないと思うと、ゾッとするのです。いわゆる、ラブラブ、という感じの恋愛は、僕にはできません。女性からしたらそんな彼氏、ごめんだと思います。もっと自分だけを見て欲しいとか、もっと構って欲しい、とか思うでしょうから。それはそれで、素敵です。韓流ドラマみたいな恋愛、僕も憧れたりします。でもただ、僕にはできない。

ドロテアは、そんな僕の性格はよく理解してくれています。そういえば僕の前の奥さん、エカテリーナもそのタイプでした。この人は普通の男のように目に見えて優しくないぞ、と。毎日電話や、記念日に贈り物など、僕はしないし。何か欲しいものがあれば言ってくれればいいけど、言われた試しがありません。

僕は女性を女性、としてそもそも見ない。同じ人間、としてみます。これって本当の意味での男女平等？になるのかな。男性も女性も、僕は基本、自分の足で立つし、全く同じ、が基本だと思っているので。相手の人生を自分のために変えようとか、女性だから結婚したらこうして欲しいとか、女性だったらこうあって欲しいとか、そうゆう発想がありません。日本で育ったので、多くの男性が女性に抱く女性はこうあるべき、みたいな概念は知っていますが、絶対に理解はしません。男の勝手な都合だと思うからです。もちろん、ドラマみたいに「お前は俺のもの」みたいな男を喜ぶ女性もいらっしゃると思うので、それはもうご本人の好き嫌いだと思いますが、僕は「あなたはあなた様」なのです。僕などいなくても相手の生活が充実していて欲しいし、やりたいことをやって欲しい。女友達や友達との時間や関係を大切にして欲しい。自分の世界を持っていて欲しいのです。彼氏が全て、みたいな恋愛タイプだと何もシェアすることができません。だって、自分の世界を持っていないと、なかなか経験や考えをシェアすることができません。お互い好き好きと寄りかかり自分たちの世界で完結するような恋愛は僕には無理です。

今後、日本はいよいよの高齢化社会です。女性の社会進出がやっと大きく取り上げられるようになりましたが、ほんとやっとという感じでしょうか。でもこれは素晴らしいことだと思います。様々な固定概念や古いしきたりから解放され、どんどん時代が変わるのです。バリバリと働くことに女性も男性も関係ありませんし、僕の周りでは女性がすでにいい仕事をされています。ただ、仕事をしないことが別に社会進出していない、ってことではありません。社会で仕事をしなくても、他にやりがいあることを見つけたり、自分ができる何かをこなしていくってことは素晴らしい。肩書きがなくたって、自分という存在が全てです。だからどんな環境でも、自分なりの「自分の生き方」を貫いて欲しいなと、僕はいつも思います。人生を楽しむ、自分の人生を生きる権利は、みんなにあると思います。

それがたまたまできなくなってしまった人には、できる人が手を差し伸べましょう。恋愛相手だけじゃなく、パートナーや家族だけじゃなく、周りの人や、震災や何かの理由で家や仕事を失ってしまった人、何かに苦しむ人、基本僕は全部同じスタンスです。

そう考えると、高齢化社会だからどうかしないとじゃなくて、もっと単純に生きうる人が年齢に関係なく、皆どう、幸せで過ごせるかを突き詰めていくことの方が大事なのかも。結果として、その時代がよくなればいいわけですから。

なんか恋愛の話が大きくそれてしまいましたが、早い話、恋愛が苦手な分、仕事が得意です、って落ちにしたかったのですが、ならなかったですね、すいません。

ただ、人生を謳歌するために必要な健康や、美容というところをサポートできるような仕事は今後もっともっと突き詰めて行こうと思います。苦手なことは頑張らない僕ですが、得意なことはどこまでも頑張れます！