ベリーのタルト

November 28th, 2014

世界中のいいものを、すべての人へ。

世界中から、いいものだけを日本へ。

料理研究家・ライフスタイルプロデュースを手がけはや数十年がたとうとしています。新しい衣食住 をご提案させていただく仕事の中で、それはもうずいぶんたくさんの物を見てきました。また、ヨーロッパと日本、世界中を常に行き来する生活の中で出会った ものの中には、その値段に関係なく、強く心を揺さぶられたものがたくさん。

僕が出会った素敵なものには、すべてその背景に物語があります。いいものは理由があります。物語があるのです。

このページでは、僕の暮らすフランス、パリを中心にヨーロッパ全土から日本の皆さんに衣食住における、おすすめの選りすぐりの商品をご紹介します。

オフィシャルサイトですが、このページに出てくる商品に、何のタイアップもありません。純粋に僕 が気に入っている商品を実際買い取り、極めて個人的な基準でご紹介する、という本来ずっと僕がやりたかったやり方でどんどんご紹介して参ります。メーカー 側の宣伝もありません。もちろん、日本で手に入れる、ということ自体も、むずかしいものばかりなのも事実です。でもこれはずっと僕が実現させたかった企画 の一つ。皆さんに「ほんとのところ」を伝えるのが僕の仕事だと思っています。単なる宣伝のお手伝いだけでは、ないと思うのです。

世界中から衣食住に関するいいものご紹介するのが仕事の料理研究家が実際、自分でお金を出して買 う、というものを並べてみると、実際何を基準に、自分がものを選んでいるのか、ということがよくわかります。それは非常に感覚的なもの、かもしれません。 でもそれらを自分の文章と、写真で伝える事で、その感覚的なもの、を皆さんと共有し、皆さんがものを選ぶ際の基準の一つ、また参考にしていただけたら幸い です。

一つ一つ、本当に気に入って選び抜いたものたちです。高いものもあれば、安いものもあります。た だ、高い安い、は好きな言葉ではありません。ものの価値は、値段で単純に計れるものではないと思うのです。どんなに高価でもその価格に全く値しないものも ありますし、その逆も。僕の仕事を通し、それは嫌というほど見てきました。ものの価値は、そのものを生かしてこそ生まれると僕は思います。

そしてまた、生かせるものだけ手に入れる、そいう姿勢が、様々な無駄を省き、結果必要なものを確実に手に入れることにつながるでしょう。ものに左右されない、必要なものだけあればいい、それが僕の考えるところの豊かな暮らしなのです。

所有するものには、自分自身が宿ります。

J.ノリツグ ホルスト

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Ce que j’achète et mange à Paris

ベリータルト

 

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僕はベリー好き。ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー。そしてなによりブラックベリー。

日本だと、ベリーは驚くほど高い。かろうじてイチゴだけはオンシーズンであれば買える値段になるけれど。

ヨーロッパでは当然、ベリーは高くない。シーズンになるとそれこそ思い切り食べられる。

ただ、ヨーロッパのベリーは、日本のイチゴのように甘く甘く、と改良されてはいない。かなりワイルドな味がする。つまり、酸味がはっきりしていて、デザートを作るに最高。

僕は何度も言ってるけれど、パリでのデザートは甘くて食べきれない。倒れそうなくらい甘いんだから。でも、ひとつだけ例外がある。ベリーをたっぷり使ったスイーツはたいてい食べられる。これがすごく、おいしい!

ベリーのデザートにはたいていクリームがカスタードなどの組み合わされ、その甘さとベリーの強い酸味、本来の自然な甘さがなんともいえない組み合わせとなる。パリでは一つだけ買う、というのは全然よくあることだから、おいしそうなパティスリーを見つけたら気兼ねせず飛び込んで欲しい。別にフランス語が話せなくても指差しでも構わないのだから。

パリで朝、朝食にベリーのタルトを食べてると、とても幸せな気分になる。もちろん、たっぷりサイズのカフェラテ(カフェオレじゃなく)を作って、ここにさらに、フレッシュなベリーを追加して食べる。

バターの風味とコク十分なフランス本場のタルトは、ぜひベリーのたっぷりのったものを。日本の方にもきっとそれなら、おいしく食べられるから。