ヴァケーション

May 31st, 2014

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ヨーロッパではこれからヴァケーションのシーズンに入ります。
ヨーロッパでは国によっても多少変わりますが、普通ゆうに1ヶ月を越える休みを取るのが普通というか、義務でもあるので、これからの時期、パリからはパリの住民はいなくなり、かわりに観光客がどっと押し寄せてきます。

7月や8月になるともう僕の友達もみんなどこかに家族と出かけてしまいます。

フランスから人気のあるリゾート地、というと、リゾート地ではないけど、人気のある国、というとスペイン。

僕はスペインが大好き。もし皆さんがパリではなく、他の国に旅行に行くなら絶対スペインをおすすめします。
ごはんもおいしいし、人も優しい。全然、パリとはまた違います。
物価もフランスに比べたら、安いです。

僕はスペインに行ったら、いつもオリーブオイルを求めてさまよい歩いてます。
小さな村を巡って、地元の人と触れ合いながらどんどん進んで。
そうすると一層、スペインが好きになります。ただ、付きまとわれてあげく僕の
ホテルのドアに穴をあけられる、という危ない経験もしたけれど。

僕には基本、ヴァケーションなんて夢のまた夢。仕事を追いかけてるのか、追いかけられているのか
そんな余裕はないのだけど。

先日、ある方がこの世を去られました。
僕はそのことを、テレビ生放送10分前に届いたメールで知りました。
その時の僕の動揺は、正直震えが来るくらいでしたが、10分後には生放送。そう、今月28日のオンエアの時です。
僕は精一杯の力を振り絞り、カメラに向かって笑顔を見せました。
これは僕の仕事。そう自分に言い聞かせました。

パリに戻ると、僕の時間は急にゆったりと流れます。
仕事に追われても、追われてる感じがさほどしない。
まあ、夜になれば誰も働かないし、週末なんて働かないし、というのがわかっているからでしょうか。

ヴァケーションって、歳を重ねるごとに、その必要性を痛感しています。

僕にもまだまだ無理だけど。でもいつかはゆっくり旅行ができるような自分になればいいなぁ、と思います。
いえ、正直、ゆっくり旅行ができるような日本社会になればいいなぁ、と思います。

みんなが少し、心に余裕がもてるような。

そんな風になれば、世界はもっと、暮らしやすくなるでしょう。

そしてそれは、政府がやるというより、一人一人の心がけ、心意気、で大きくそちらへ舵をとれるものだと信じています。